じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] ボリビア・ウユニのお祭り。ウユニ塩湖見物のあと宿泊したウユニでは、ちょうどお祭りが開催されていた。ガイドさんは「カーニバル」と呼んでいたが、季節が違うようなので、ここでは単に「お祭り」とさせていただく(おそらく聖母マリアに関するお祭り)。
それぞれの村が、村長を先頭に、ユニークな衣装をまとい、短いメロディーの生演奏に合わせてパフォーマンスを見せる。暗くなった頃には、インカの旗を先頭に民族衣装をまとった人たちの踊りや、ポトシの鉱山労働者の格好をしたグループの踊りもあった。


9月18日(土)

【ちょっと思ったこと】

BS-ハイビジョンで重大発見(←じぶん比)

 連休を利用して妻の実家に帰省したところ、新たにBS−ハイビジョンの視られる液晶テレビが購入されていた。NHK総合などでも受信料返せと言いたくなるほどしつこくハイビジョン放送の宣伝がされているが、本物の画面は初めてであった。さっそく大相撲中継を視た。

 まず驚いたのは画面の精細さである。土俵の周囲に落ちた塩やゴミまでちゃんと写っている。正面の枡席で観戦する人たちの表情もちゃんと見える。あれじゃあ、仕事を後回しにして相撲見物に行ったらすぐにバレてしまいそうだ。

 別室の普通のテレビで総合テレビ画面をつけて比較したところ、ハイビジョンのほうが横幅が広い分、映像に広がりがあることが確認できた。例えば取組の結果を示す電光掲示板の場合、総合テレビの画面に比べて2列分ほど多く映し出されていた。また対戦中、総合テレビでは土俵の一部しか写らないが、ハイビジョンでは隅まで映っていた。

 さて、しばらく観戦しているうちに、某家族が重大な事実に気づいた。ハイビジョンも総合テレビも同じアナウンサー・解説者による生中継であるはずなのに、ハイビジョンのほうに1〜2秒ほど遅延があるのである。例えば総合テレビでアナウンサーが「寄り切り!」と言ったとすると、それがこだまするかのように、少し遅れてハイビジョンで「寄り切り!」という同じ声が聞こえてくるのだ。当然、映像もハイビジョンのほうが遅延している。つまり、ハイビジョンは「生中継」ではなくて「遅延中継」であったのだ。遅延時間はほんのわずかではあるが、金メダル獲得の瞬間、宝くじ当選番号の確定、何とか大賞の選考結果発表なども、ハイビジョン視聴者のほうが少しだけ遅れて情報を知ることになるのだろうか。

 ま、それはそれとして、ハイビジョンのリアリティは確かにスゴイ。わざわざ国技館まで足を運ぶよりも、ハイビジョンで観たほうが、よっぽど鮮明であるかもしれない。相撲もプロ野球も、ハイビジョンのせいで観客数の減ったのでは?と思いたくなるほどだ。




最長の片道切符

 プロ野球ストライキのためNHK総合で予定されていた中日・巨人戦中継が中止。代わりに「列島縦断鉄道1200km〜最長片道切符の旅」を視ることができた。

 かつては私も鉄道の旅が大好きであり、学生・大学院生時代には、ワイド周遊券(当時)を使って北は稚内から南は枕崎までずいぶんいろんなところを旅したことがある。当時に比べるとJR線のローカル線は、かなりの線が第三セクター化や廃線となり、最長片道切符の長さもずいぶん減ったのではないかと推測される。長くなったのは東京周辺の新線ぐらいのものだろう。

 最長片道切符というのは、簡単に言えば一筆書き可能な線であり、同じ駅を2度通ってはならないというルールに基づく。今回のルートは東大の鉄道研究会によって立案されたものらしく、稚内から出発し、長崎本線の肥前山口が終着点となっていた。但し、今回は、別切符で四国を一周するルートも含まれていた(津軽海峡、関門トンネル、瀬戸大橋の3カ所に奇(数)点があるため、北海道か九州か四国か、どれか1つのエリアを除外しないと一筆書きにならない)。

 コース設定で特に驚いたのは、やはり東京近郊区間内での複雑なルートである。あと、あの切符ではいったん肥前山口を通過し、ループを描いて再び肥前山口に到着した時に「無効」スタンプを押されて旅行終了という設定になっていたが。これまでの私の理解では、行き先が肥前山口行きである以上、1回目にそこを通過した時点で旅行終了。そのあとのループは「連続乗車券」の2枚目という扱いになったはず。肥前山口を一度目に通過した時に途中下車しなければ構わないのだろうか。

 さて、稚内や肥前山口なら何度か訪れたことのある私であるが、実は、私はまだ、津軽海峡線、東北新幹線(福島以北)、長野新幹線、九州新幹線にも一度も乗っていない。それどころか、岡山県内を通る、
  • 津山線(法界院〜津山)
  • 吉備線(全線)
  • 瀬戸大橋線(瀬戸大橋の上の部分)
  • 赤穂線
  • 伯備線
にも、生まれてこのかた一度も乗ったことが無い。ぜひ一度と思いつつ、いつもマイカーを使ってしまう。

9/20追記]
 「行き先が肥前山口行きである以上、1回目にそこを通過した時点で旅行終了。そのあとのループは「連続乗車券」の2枚目という扱いになったはず。」と書いた点について、ちりんさんから、関連サイトの情報をいただいた。

 こちらによれば、同じ駅を2度通る場合、2度目に通ったところで経路が終わるようなキップは可だそうだ。ちりんさんも指摘されていたが、肥前山口から稚内へ向かう逆コースではループの部分が成り立たないため、全長距離はもう少し短くなる。

 同じサイトには、片道最長ルートの地図、2004年3月版、「東京・大阪間の移動を普通列車で」など、有益情報が満載されている。