じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 行きつけの花屋で買った接ぎ木サボテンシリーズ。赤と黄色が今回買った鉢で148円。他の6鉢は1カ月ほど前にホームセンターで1鉢30円で売っていた。これじゃあ鉢代にもならない。何か問題があるのだろうか。


8月16日(月)

【ちょっと思ったこと】

早起きのおかげで最高の感動

 8月17日の朝は、3時50分頃に目が覚めた。いつもならもう一寝入りするところであるが、本日出発の旅行先の時差が12〜13時間あるため、そうか、今は午後の3時なのかと考え、真っ暗なうちに散歩に出かけた。夜中の雨で各所に水たまりができていたものの、概ね晴れ。東の空には、ひときわ明るく輝く金星のほか、プレヤデスやオリオン座を眺めることができた。もっとも、時折、稲光もある。今日の天気は悪くなりそうだ。

 さて、戻ってからテレビのスイッチを入れたら、なんと、男子体操の団体決勝戦をやっていた。幸いなことに、跳馬から最後の鉄棒までを生中継で観ることができた。最後の鉄棒は、ミスが出ないかとハラハラしたが、重圧にもめげず、3選手とも完璧な技で2位以下を引き離した。

 解説者も言っておられたように、体操王国の復活には、ジュニアからの地道な選手育成の努力があった。決して、天才選手が突然現れたわけではない。そういう意味では今度の金メダルは、日本体操界の長年にわたる地道な積み重ねの成果であると言えるだろう。早起きをしたおかげで、最高の感動に巡り会えてよかったよかった。




最近の雨は南洋性?

 「晴れの国」岡山ではあるが、8月に入ってからは雨が多く、15日までの半月の合計雨量は133.5ミリに達している。8月ひと月の平年値は90.9ミリなので、すでに1カ月分を大きく上回っており、今後も比較的雨の多い日が続く見込みだ。

 しかし雨が多いといっても決して冷夏ではない。15日間のうち、30度以上の真夏日は12日、うち33度以上が7日、うち35度以上が2日。また、最低気温は、24度以上が13日、うち25度以上の熱帯夜が7日となっており、エアコンが無いと寝られない日が多かった。

 そんななか、最近の気象情報でよく耳にするのが「南から暖かく湿った気流が入り込み不安定に」という言葉である。ふつう雨が降ると言えば、温帯低気圧か前線か台風接近というように相場が決まっているはずだが、最近は、天気図上は高気圧の圏内にあるように見えても、南から雨雲の列が次々と押し寄せて大雨を降らせる。少し前の、高知、徳島、あるいは紀伊半島の大雨などまさにそうであった。気圧計のことを「晴雨計」と呼ぶことがあるが、もはや、低気圧の接近が雨の原因とは言えなくなった。

 ひと夏の異常気象だけから地球規模の温暖化を証拠づけるわけにはいかないが、温暖化が進めば、たぶん、こんな感じの南洋性のモンスーンみたいな雨ばかり降ることになるのだろう。



今回の旅行の難所は5つ

 夏休み恒例の旅行に出発することになった。今回の行き先は、アンデスの山奥である。昨年夏にボリビア・トレッキングに行った時、高所は平チャラでも片道合計37時間という航空機乗り継ぎでくたびれ、もう南米には行くまいと思っていた。ところが、今回、たまたま、アルゼンチンの「雲の列車」、チリのアタカマ高地、ボリビアにある世界最大の塩湖「ウユニ湖」に行くツアーが催行されることになり、私の人生でいまひとたび、アンデスを目ざすことが決まった。

 前回に比べると足で歩く山登りは全く無い。標高も高いところで5000メートルまでなので、時差や長時間着席のせいで体調を崩さなければ問題なかろうと思う。

 そうは言っても、日程通りの旅をするためにはいくつか難所がある。
  1. 往路時、アメリカ国内の飛行機がうまく乗り継げるか。テロやハリケーンの影響がありうる(往路は、ダラスから国内線でマイアミを経由)。
  2. アンデスの峠が越えられるか。一週間前の情報では積雪が多く、通行止めになっているとか。
  3. チリ→ボリビア国境は通れるか。チリを経由した米国への天然ガス輸出問題をめぐってボリビア国内では対立が続いており、国境が閉鎖される恐れが無いとは言えない。
  4. ボリビア国内の治安。昨年夏の旅行以後も、全土でデモやストライキが頻発している。空港が閉鎖された時期があった。
  5. 無事に戻れるか。復路はなんと、アメリカ国内に1泊することになっている。それも、宿泊地はマイアミだとか。ハリケーン被害は大丈夫なのだろうか。
 ということで、いろいろ心配事は尽きないが、この種の旅行は定年後の老体になってからでは無理。無事に戻って来られた時には、また、ご愛読をよろしくお願いします。