じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 講義棟南側の花壇で、カンナに混じってナツズイセンが咲いていた。この場所で見つけたのは今年が初めてだから、誰かがこっそり植えたのだろう。


8月9日(月)

【ちょっと思ったこと】

日の出前の動物たち

 8月12日の明け方にペルセウス座流星群がたくさん見られるかもしれないという話があり、早起きに慣れるために10日朝は5時ちょっと前に起床。そのあと5時半頃まで散歩に出かけた。

 この日の岡山の日の出は5時21分頃であったが、雲が出ていてまだ薄暗かった。そんな中で驚いたのは、田んぼの上を飛び交う無数のコウモリ。ざっと数えて50匹以上。一度にこんなにたくさんのコウモリを見たのは初めて。

 このコウモリたちに波状攻撃をかけるかのように、南東方向からスズメの群れがやってくる。それぞれ10羽程度の集団だが、次から次へと群れをなして北西方向に向かっていった。あの方向には半田山しか無いはずなんだが、いったいどこから来てどこに向かっていくのだろう。

 このほか、2羽のコサギが空高く北東方向に飛んでいった。そのうち電線にとまってキジバトが鳴き出す。先ほどまで乱舞していたコウモリたちは殆ど姿を消し、残った1匹が、羽根をばたつかせながら民家のあいだに飛んでいった。

 そう言えば、夕食後の散歩時には、4〜5日前からアオマツムシの声が聞こえるようになった。そろそろ秋の気配。



胃検診終わる

 夏休みに入ってから職員の定期健診が集中的に行われた。8月3日の各種検査、そのあと、便潜血検査、そして、9日が、バリウムを飲む胃検診であった。

 各種検査の中でも、この検査をひどく嫌がる人がいる。バリウムが飲みづらい人の場合だ。しかし私自身は、これ自体を苦痛に感じたことはない。今年は特に、味付けと香りが良好で、安物の「飲むヨーグルト」よりははるかにコクがあって美味であった。

 ところで、私は小学校の頃から言語的教示に従って体を動かすのがひどく苦手だ。特に検査台に登ると、右と左の区別、仰向けとうつぶせの区別がつかなくなる。原因は、ふだん、重力を垂直軸として上下左右を判断しているためであり、検査台がちょっとでも斜めになると、重力軸から身体軸への変換に手間取り、迷いが生じるためではないかと思われる。ということもあって、検査中ずっと、「こっちが右、こっちは左」と念じながら、やっとことで指示通りの方向に体を動かすことができた。

 さて、経験者ならお分かりと思うが、この検査を受けると、翌朝のトイレでちょっとした異変が起こる。今年は、バリウムが飲みやすくなっていたのでトイレのほうも流れやすくなるかと思ったが、結局例年通りの現象が起こった。写真好きの私も、コレばっかりは撮る気にはなれない。




各国首脳とじぶんの夏休み

 小泉首相が、8月11日から23日まで夏休みをとることを明らかにしたという。主として都内のホテルで、オリンピック中継を見ながらごろ寝、但し、期間中には戦没者追悼式出席と人間ドックの予定も入っているらしい。

 そう言えば、先日、テレビで、各国首脳の夏休みの過ごし方が紹介されていた。例年長めの休みをとるブッシュ大統領は今年は、大統領選ケリー候補が各地で精力的にキャンペーンを展開しており、ゆっくりとは休めない模様。また、ロシアのプーチン大統領や中国の胡錦涛・国家主席は休みをとらずに動き回っておられるとのこと。日本の首相はどうしているのかと思ったら、13日間ということだったのか。

 それにしても、都内のホテルでゆっくり休養できるものなのだろうか。私なら3日で嫌になる。とにかく、自分に合った布団でないと安眠できないし、客室の窓からの景色を見るだけでは退屈だ。ま、私などが利用する1泊5000円のビジネスホテルとは格が違うんだろうが...。

 さて、私のほうも、小泉首相よりちょっと遅れて、2週間程度の夏休みをとる予定である。このことで気づいたのだが、オリンピックって、13日から29日までの17日間だったのね。今年は、8月中旬以降のパッケージ旅行(但し、辺境、高所、トレッキング)の集客状況が極端に悪く不思議に思っていたが、そうか、オリンピックがあったのか。しかし、家に居ても一日中テレビばかり観てしまうだろうから、いっそのこと海外へ、という考え方もある。旅行先のホテルでもそれなりに中継は見られることだし。