じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 岡山では8月に入ってから、不安定な天気が続いている。8月8日の午前11時台から12時台には激しい雷雨があり、合計雨量は28ミリに達した。写真左は、雨上がりの大学構内。右は、夕刻、西の空に見えた「かなとこ雲」。


8月8日(日)

【ちょっと思ったこと】

腕時計を買い換える

[写真]  土曜日午後、近くのホームセンターで新しい腕時計を買った(写真右端。但しバンドは付け替え済)。これまで使っていた時計(写真中央)の液晶画面がアラームやライト使用直後に見えにくくなり電池寿命が近づいている様子だったので、海外への出発を前に買い換えたものである。値段は2000円ちょっと。これまで使ってきた腕時計の中では一番安い。

 腕時計についての私のこだわりは、デジタルでなければ絶対に困るということ。試験監督の時、自分の講義時間中、学会発表での残り時間の計時、旅行先でのアラーム、海外でのデュアルタイム表示機能など、デジタルならではという機能がついていないと、全く役に立たない。歯車を精密に組み合わせたアナログ時計の伝統技術には敬服するが、利便性には代え難い。仮に100万円の腕時計をプレゼントされたとしても、それがアナログ時計であったとしたら、私は全く使用価値を見出すことができない。

 さて、今回購入した時計の機能は、「時刻・カレンダー」、「アラーム」、「デュアルモード」、「ストップウォッチ」、「ライト点灯」の4通りであり、これまで使っていたものと比べるとシンプルになっている。これ以外の機能は私の場合けっきょく使わずじまいに終わってしまうことが判明したからである。

 二代前の時計(写真左端)は「DATA BANK」というヤツで、岡山駅発の終バスの時刻とか、電話番号とか、けっこういろんなデータを記録することができた。しかし、とにかくデータの入力や表示が面倒であることと、セキュリティ上、問題になりそうなデータは入力できないことから、殆ど活用することがなかった。

 真ん中の時計は、その時の反省から、音声録音機能つきにひかれて買ったものである。時計を口先に持ってきて大声で喋れば声が録音できる。容量は限られているが、例えば、帰りのバスの発車時刻を録音しておくという使い方は可能であった。とはいえ、時計に向かって喋っていると、周りの人からスパイのような目で見られてしまう。この機能もせいぜい数十回程度使っただけでやめてしまった。

 ところで、今回購入した時計は「電池寿命約10年」とある。これまで使っていた時計も、「5年」とか「7年」と書かれてあったように記憶しているが、実際には交換のサイクルはもう少し短い。腕時計が写っている写真を探してみたところ、1999年9月には、まだ、二代前の左端の時計を使っていたことが確認できた。つまり今回「引退」させた時計は、5年程度の寿命であったことが分かる。もちろん電池交換で使い続けることもできるが、この種の時計の電池は、ホームセンターのサービスカウンターでは交換してくれない。日数、コスト、時計自体のボタンの不具合などを考えると、そのつど買い換えていったほうが便利という気もする。

 今回購入したのは、ホームセンターの安売り品であったが、最新の製品としてはどんなものが出ているのだろう? CASIOの情報をざっと眺めてみたが、うーむ、これならぜひという機能がないなあ。温度計機能などついてなくても暑い時は暑いし、電波時計機能などついていなくても、時折、時報に合わせれば済む。スパイや痴漢じゃあるまいし腕時計型デジタルカメラで撮らなければならない写真もない。

 ケータイの普及で、腕時計をつけないという人も増えているらしい。その一方で、腕時計型PHSなどというのも発売されたという(←2003年5月の記事。その後どうなったのかは不明)。しかし、ケータイを使わない私の場合は、腕時計はずっと必需品であり続ける。けっきょく、私の場合、デジタル時計のお得意様ではあるが、腕時計購入にかけるコストは1年あたりで500円程度。時計メーカーにとっては歓迎されない消費者であると言ってよいだろう。

【思ったこと】
_40808(日)[教育]教養科目採点終わる/出席率も得点分布も良好ではあるのだが

 先月28日に実施した教養科目期末試験の採点を続けていたが、土日に完了。さらに平常点などと合計、点検、Web入力作業を終えたところである。

 今回の受講生は途中離脱者を含めて120名。こちらに、得点分布や出席率のデータが掲載されており、誰でも閲覧できるようになっている。

 当該サイトの円グラフに示すように、出席率のほうは、15回皆勤賞が42%、欠席1〜2回が33%であり、全体として良好であった。この理由は、成績評価基準として、シラバスに
毎回簡単な課題(主として、その回に新しく学んだことの要約)を与える。授業中に配布するシャトルカードに解答を記入。その解答状況を40点満点,期末の試験を60点満点で評価する。
と明記してあり、そもそも、出席率が悪ければ単位が取れない仕組みになっているためである。ま、そうは言っても、名前だけ履修登録して一度も出席しない者2%、欠席5回以上で実質離脱した者7%を数えているから完璧とは言えない。

 同じサイトの上部には得点分布の棒グラフがある。こちらも、教養科目の成績評価としてはまあまあの分布であるように見えるが、これは実は、シャトルカード記入点を合算したために嵩上げされた得点であって、期末試験だけの成績のほうは
期末試験のみを100点満点で採点した場合は、80点台2名、70点台40名、60点台33名、合計75名(全体の62%)にすぎず、特に問題3.については、こちらが期待していたような答案が少ししかありませんでした。こちらが教えたかった内容のうち受講生に十分伝わっていなかった部分については、反省点として次年度の授業に活かさせていただきます。
と、総括せざるをえなかった。

 教養科目の場合、ただ単に単位をとればよいということでなく、そこで学んだことを今後の生活に活かして貰わなければ、教える側としても張り合いがない。そういう意味では、シラバスに明記された
授業でとりあげる諸テーマを中心に日常生活で生じる諸問題をクリティカルな目で分析し,受講生それぞれにあった能動的な生きがい観を構築することを到達目標とする。
を達成できた受講生はまだまだ少ない。来年度に向けて、15回授業の構成内容の一部組み替えを検討する必要がありそうだ。