じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 夏至から1カ月以上経ち、日の出の時刻が遅くなってきた。
7月24日朝5時38分〜40分頃、朝の散歩から戻ったところで、朝モヤの中から昇る太陽をデジカメで撮ろうとしたところ、太陽の真ん中あたりに黒いものが見える。雲と違って、時間が経っても位置が変わらない。さっそくネットで確認したところこちらや、こちらに7月23日撮影の画像があり、ちょうど真ん中に大きな黒点が出現していることが分かった。
いわゆる「肉眼黒点」は昨年10月29日にも確認したことがあるが、日の出時に、何の事前情報もなしに自分の「肉眼」で「発見」したのは今回が初めて。なお、日の出日の入り時といえども、肉眼で太陽を見ることは極力避けましょう。

※ここに掲載したデジカメ写真では、はっきりとは写っていないようだが、肉眼ではしっかり見えた。金星日面通過の時は完全に曇っていて観察できなかったが、たぶん、こんな感じで見えていたのだろう。


7月23日(金)

【ちょっと思ったこと】

岡山にゆかりのプロ野球球団は観客数22人

 各種報道によれば、阪神球団は23日、先週の広島と中日に続いて、セ・リーグの残る3球団と話し合いをもち、巨人を除き、来シーズンも2リーグ制を維持していく考えで一致したという。私は個人的には2リーグ維持は経営上困難であると考えているが、しょせん一言居士的にすぎず、あれやこれやと言うべき立場にはない。

 ところで、7/21夕刻の「スーパーニュース」という民放ローカル番組で「岡山にプロ野球チームがあった…50年目の証言」という特集をやっていた。ちょうど帰宅した時に終わりかけのところであり、詳細な経緯は分からなかったが、要するに、「高橋ユニオンズ」という球団が、岡山で何度かキャンプを行い、結成と解散の話し合いが岡山の旅館で行われたというのが、「岡山にも...」の真相であったようだ。

 ネットで検索したところこちらに非常に詳しい歴史が記されていることがわかった。それによれば、「高橋ユニオンズ」という球団は1954年から1956年までの3年間、パリーグに加わっていた。詳しくは、そのサイトの連載記事をご覧いただきたい。

 連載記事の中で面白かったのは(←といっては失礼にあたるが)、こちらにあった、佐々木信也さんのお言葉だ。1956年、藤井寺での近鉄戦の時の話らしい。
「お客さんが全部で二十二人ですよ。選手両方合わせて五十人くらいいるのですから。そんなところで、ダブル・ヘッダーやったこともありましたよ。時間が長いの長くないの、ヒット打とうがなにしようが、拍手なんかありゃしないですよ。巨人の選手にあんなところで試合させてみたいですね。そんなとこでも、やっぱりいっしょうけんめいやるかな。」
 佐々木信也さんと言えば、1976年から12年間、フジテレビのプロ野球ニュースのキャスターを務められた。ちょうど、私にとっては大学院生時代であり、毎晩のように視ていたので、そちらのほうで馴染みがある(ちなみに、こちらの資料にあるように、この番組のキャスターは、佐々木信也氏のあと、土居まさる→はらたいら→押坂忍→みのもんたと、錚々たる面々が跡を継いでいる)。

 このほか、上記連載の中では、スタルヒンの活躍の記事が興味深い。スタルヒンは引退から2年後の「1957年1月12日、自動車を運転中、世田谷区三宿で玉川電車(当時R246を走っていた東急系の軌道電車、現在同じルートの地下を東急新玉川線が通っている)に追突してあっけない最期をとげる。」と記されていた。世田谷区若林生まれの私にとっては、1957年当時の三宿の景色は今でも記憶に残っている。三宿の近くには建具屋さんがあり、祖父母に連れられて、襖の絵柄を選びに行った記憶が残っている。

【思ったこと】
_40723(金)[心理]「活きる」ための心理学(12)クリシンの話

 自治体主催の生涯学習講座の出講3回目(7月17日実施)、「物事を多面的に捉える力を磨く」のメモの続き。

 講義の後半は、もっぱらクリティカルシンキングの紹介。昨年まで担当していた、「行動科学概論」6回分の内容を50分間に圧縮したため、盛りだくさんになってしまった。なお、行動科学概論では、教科書として

『クリティカルシンキング入門編』(1996年. 北大路書房. ISBN476282061X)

を使用した。詳しく学びたいと希望される方は、購入をお勧めします。

 さて、講義時間が短かったため、ここではクリシンの中でも特に
  1. 原因の選択に関わるクリシン
  2. ステレオタイプな見方を打破しよう
  3. 主観的確率判断における誤り
といった3点に絞ってお話させていただいた。

 このうち1.はさらに
  • その人のニーズや、文脈によって原因の選択は変わる。例えば「腕時計のガラス面がハンマーで叩かれ、ガラスが割れてしまった」という場合、ハンマーで叩いた人の加害責任が問われるのが普通だが、ガラスの強度検査の最中であれば、ガラス製造工程の欠陥の責任が問われることだってある。
  • 勝因と敗因、あるいは成功談と失敗談に関する原因帰属の問題。成功談を語る人は、自分が苦労して揃えた十分原因のみを語る。その教訓をすべて守っても、再び成功するとは限らない。 失敗談を語る人は、欠けていた必要原因の1つを語っているに過ぎない。指摘された必要原因を満たしたからといって、直ちに成功するわけではない。
  • スポーツ選手あるいは受講者に対して、監督や教師が「誉めると停滞、叱ると上達」と錯覚しやすいのはなぜか。
  • 原因帰属における割引原理と割増原理。
    • 割引原理:その状況で合理的に見える原因(促進的な原因)が他にあれば、その重要性は低くなる。これは、言い訳に使われる。
    • 割増原理:外的原因の中に抑制的に働く力を見つけると、内的原因の重要性を割増して考える。例えば偉人伝、成功談、プロジェクトXなど。「こういう困難があったのに、個人の力で克服した」というような話。
 といった話題で構成された。

 2.の「ステレオタイプな見方を打破しよう」に関しては、和田秀樹氏の本などを引用しながら、日本人は和を大切にし、米国人は個人主義で競争的などと言われるが、じつは「日本人のほうが競争的、米国人のほうが“みんなと同じになりたい”という見方もある」といった内容であった。このほか、「あの人は賢いけれど、社会性がない」、「あの家は金持ちだが、離婚寸前」、「あの人は美人だが自惚れやだ」、「あの国は豊かだが犯罪が多い」というように、自分(自分たち)よりも得をしているように思われる部分の不協和を解消するために、それをプラスマイナスゼロに引き下げる効果のあるラベリングが根拠無しに受け入れられやすいこと(=「人類みな平等主義」)などを指摘した。

 3.に関しては時間の関係で殆どお話することができなかった。関連書や関連リンクをご覧いただきたい。