じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] ソメイヨシノの枝にごく僅かだがサクランボがなっていた(写真左、5/14撮影)。その後、黒っぽい色に変わったが、渋くて到底食べられない。ホンモノのサクランボは写真右のようにいっぱい実をつける(4/30撮影)。


5月19日(水)

【ちょっと思ったこと】

「負担」は「貢献」と読み替えるべし

 早くも来年度の教養科目の授業計画の調整が行われるようになった。

 私が赴任した当初は、学部の教員が教養科目に出講する場合は学内非常勤講師扱いとなり、わずかではあるが手当がついていた。しかし、教養部廃止後は、「全学出動」が大原則となり、何コマ出講しても一切手当は出ない。

 このこともあって、一部の教員の間からは、「教養科目を担当することは負担になる」という主張が出されるようになった。確かに、相次ぐ定員削減で、専門科目の分担コマもかなりの数にのぼっている。別に「楽をしたい」という意味ではなく、専門科目の授業の質を維持するためにはこれ以上は担当できないという意味で、負担論を唱える場合も多いように思う。

 もっとも、法人化後は少々事情が変わってきた。要するに、すべての教員は、教育活動において、自分の大学のどのように貢献しているのかを、検証可能な形で示していくことが課せられるようになったのである。これまで「負担」と呼ばれていた活動は、今後は「貢献」という名前で読み替えられることになる。このあたりの意識改革はまだまだ不足している。授業コマ数とその授業に対する評価に応じて、給与や昇進が決まってくるようになれば劇的に変わるとは思うが。





「立てこもり」報道に情報的価値無し

 宇都宮市で暴力団員の男が警察官に発砲したうえ室内に立てこもっていた事件は、20日の5時半すぎに警察特殊部隊の突入で解決した模様。最近はもっぱら5時20分すぎに起床、5時半ジャストのNHKニュースのトップ項目を視た上で散歩に出かける日課となっているが、この日は、トップ項目の紹介が終わりかけたところで、「突入」の速報が入り、以後、しばらく、現場付近で警察関係者が群がっている程度の映像が続いた。他のチャンネルでも複数の局が現場中継をやっていたが、ブルーシートや人影が映る程度。

 暴力団員が何を隠し持っていたのか、それらをどうやって手に入れたのか、外国との繋がりはなかったのか、といった点は重要ではあるが、立てこもりそのものにTVニュースが時間を割いて報じるほどの情報的価値があるかどうかは甚だ疑問だ。

 ま、そういう私も、散歩の出発時刻を20分も遅らせて画面を見ていたわけだから、野次馬の一人。




期限つき無料キャンペーンの真相

 某大手接続業者がこの春ずっと無料キャンペーンを実施していた。その期限が5月10日頃となっていたので、その後どうなったのかと宣伝サイトにアクセスしてみたら、何のことはない、全く同じ内容のキャンペーンがさらに2カ月以上継続していた。これって、本当はいつまで続くのだろうか。たぶん、会社が存続する限り永久に、場合によっては更に有利な条件で繰り返されるのではないだろうかと予想してみたくなる。

 「期限つきのキャンペーン」の案内は他の業界からも送られてくるが、「期限」というのは殆ど意味をなさない。期限が過ぎた頃には、「好評につき期限延長」などと銘打った新たな案内を送ってくる。「不評で目標未達成につき期限延長」というなら分かるが、好評だからなぜ期限を延長しなければならないのか、いまひとつ説得力に欠ける。