じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

5月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] [今日の写真] 本部棟手前の遊歩道沿いにヘビイチゴがいっぱい実をつけていた。子どものころは「食べたら死ぬ」などと脅かされていたが、実際は無毒。もっとも道ばたに生えているので、犬のシッコはたっぷりかかっているに違いない。よく洗って食べたこともあるが、それほどまずいモノではない。


5月18日(火)

【ちょっと思ったこと】

国民年金の全額後払い/年金未加入の私は潔白であった

 各種報道によれば、自民、公明両党は18日、未納の保険料を後払いできる期間を現在の2年間から延長する国民年金法改正案の骨子をまとめた。事後納付期間を5年間とする恒久的措置と、「特例」として法施行後の3年に限り、強制加入となった1986年4月まで全額さかのぼれるようにする時限的措置の二本立てになっているという。

 この時限的措置が施行されることで私自身も晴れて未加入の汚名を返上できるかと思ったが、1986年4月と言えば、まさに私が専任職に就職した時ピッタリである。私の未納・未加入期間は、20歳になった1972年10月から1986年3月までなので、残念ながら事後納付はできない模様だ。

 しかしこのことで初めて気づいたのだが、1986年4月以前が任意加入であったとするなら、私は別に何一つ悪いことはしていないことになる。よって、任意期間に6年11カ月の未加入期間があった小泉首相と同様、「加入すべき期間はずっと払っていますから、未払いとは言わない」、問題はない、政治責任は全くないと、胸を張って宣言することができる。これで、私もやましいところがなくなった。めでたいめでたい。




田んぼにカエルは何匹いるか

 月曜日あたりから、夕食後の散歩時にカエルの大合唱が聞こえるようになった。声の大きさだけから直感すると、10cm間隔に並んで何百匹、いや何千匹ものカエルが一斉に鳴いているように思えるが、いや、そんなに多かったら食べるものが無くなってしまう。もしかすると数十匹だけかもしれない。ちゃんと録音して、声のパターンを分析すれば匹数(但し、鳴いている個体のみ)も分かるはずだが、本当は何匹くらい居るのだろうか。

 朝の散歩時、今度は、雀が1つの木に群がってチュンチュン鳴いているのを見た。これも音だけ聞くと何百羽も居るように思えるが、ざっと数えてみたらせいぜい20〜30羽だった。

 我々は視覚を使えば、ざっと数を数えることが簡単にできる。しかし聴覚はそうはいかない。人間の声であれ、田んぼのカエルであれ、せいぜい数えられるのは1から5くらいまで、それ以上となるとたちまち聞き分けが困難になる。聖徳太子は一度に10人の声を聞き分けられたなどと言われるが、会話の中味はともかく、何人が喋っているのかを数えるという課題だったら、最大でいくつぐらいまで数えられるのだろう。




まだ見えるニート彗星

 5月18日夜の西空は、初めのうちは薄雲がかかっていたが、9時頃になってようやく晴れ、3等星くらいまでの星を肉眼で眺めることができるようになった。夕食後の散歩から戻ったところで双眼鏡を取り出して西の空に向けたところ、双子座よりかなり高い位置でニート彗星((2001 Q4)が微かに光っているのを確認することができた。明るさそのものは、5月14日に岡山空港近くまで行って眺めた時とそれほど変わりなかった。単に双眼鏡でぼんやりとした姿を眺めるというだけなら、街中での何とかなりそうだ。

 ところで、当初、この時期にはリニア彗星(C/2002 T7)も肉眼で見られるかもしれないと話題になったことがあった。期待されたほど明るくはならなかったが、リニア彗星のほうは、太陽のすぐ近くを通ったため、尾が物凄く長くなっている。アストロアーツの投稿画像のギャラリーの中に、5月17日にニュージーランドで撮影した米戸さんの写真が掲載されているが、あまりにも尾が長すぎて画面に入り切らなくなったというから驚きである。4月下旬頃に眺められたブラッドフィールド彗星もそうだが、尾の長いのは、いかにも彗星という感じがする。