じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] [今日の写真] ニワゼキショウ。淡紅紫色と白色の2型がある。時計台前は前者(写真左)、本部棟前は後者(写真中)の色が優勢。但し、構内を探し回ると、同じ場所で2色が咲いているところもある(写真右)。こちらによれば、色の異なる2型の他に,もう一つ別のオオニワゼキショウという型があることがわかっているとか。



5月9日(日)

【思ったこと】
_40509(日)[一般]大量のspam、ウィルス感染送信、何とかならぬものか

 何人かのWeb日記作者が嘆いておられるように、私の公用アドレス宛にも、やたらとspamやウィルス感染送信が多い。その数は毎日100通を超えている。

 そのうち8割方は自動削除しているため内容は不明だが、
  • いわゆるspam。大部分は外国ドメイン(spamの定義についてはこちら参照)。
  • 私のアドレスを詐称したウィルスメイルに対する、「送信」先からの「宛先無し」、「ウィルス感染警告」などのメイル。
  • 大学のセンターからの「○○のメイルはウィルス感染につき、内容を削除しました」というような通告。
などとなっている。とにかく、毎朝、自動削除に網をくぐり抜けたspamをまとめてゴミ箱に放り込み、ゴミ箱を空にする操作を繰り返す。連休明けなどはそれが莫大な数にのぼりウンザリする。




 このことついての対策は、ユーザー個人としてできること、法的に規制してほしいこと、全く別のタイプの送受信技術を開発してほしいこと、という3点に分けて考えることができる。




 まず、私個人でできることの1つとして、アドレスを非公開にすることが考えられる。実際、ゼミ内で使っている非公開アドレス、プロバイダから提供されている未使用アドレス、gooのフリーメイルには、上記のspamは全く届いていない。

 しかし大学の公用アドレスは、その性格上、シラバスに明記しなければならないし(←そのシラバスは不特定多数にWeb公開されているし)、心理学関係のMLには投稿者として自動的にアドレスが載る仕様となっている。結局、どこかで「流出」するのは避けられない宿命のようだ。

 アドレスを定期的に変更するという方法もある。とはいえ、備品のユーザー登録やら各種MLやら学会名簿やらに届けているアドレスである以上、そう簡単には変更するわけにはいかない。

 メイルの自動削除機能を強化して、日本語を含まないメイルはすべてシャットアウトするという手もある。外国からのメイルといっても国際学会の案内程度のものであるから、それだけは別のアドレスを届け出ておけばよい。今後ますますspamが多くなるようであれば、この方法をとろうかと思っている。





 次に、法的に規制してほしいことだが、メイルアドレスのリストの売買を禁じるくらいのことは、ちょっと法律を作ればできるのではないだろうか。悪徳業者は「アドレスの文字列の羅列は個人情報には当たらない」と反論するだろうが、この際、

●先方の承諾無しに収集され、ある種の変換ソフトによって同時送信が可能となるようなデータは、すべて売買禁止

というような法律を作ることは可能ではないかと思う。罰則は、懲役刑を含む重いものがよい。おとり捜査も認めるものとし、売った方、買った方、両方をドシドシ罰するとよい。

 ウィルスの開発者などは、いくら有能であっても終身刑にすればよい。もちろんパソコンは取り上げだ。




 全く別のタイプの送受信技術を開発してほしいという点については、専門的なことは分からないが、いずれにしても、発信元を同定する技術、送信サーバーの段階で不正な大量送信(例えば、配信不能が大部分を占めるような送信行為)をくい止める技術などは、開発できるのではないかと思う。

 あくまで素人の判断だが、発信者アドレスを詐称したメイルは、from行のドメインと、Message-Idの文字列に含まれる発信ドメインが必ず異なっているように思う。これが不一致の場合は自動削除という設定ができたら、ずいぶん便利になるのではないかと思う。




 最後に、次善の策として、会員制メイルなども有効かと思う。

 すでに活用され好評を得ている、日記才人のメッセージ機能などは、spamが入り込む余地がない。ああいう、会員制、登録制のメイルにしておけば、悪意を持った第三者に悪用される可能性は少ない。仮に悪用すれば直ちに除名。いっそのこと会員登録を有料にすれば、同一人が再登録を繰り返して悪事をはたらくことを防止できるはずだ。