じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 昨日に引き続き北九州市・若松にある響灘グリーンパーク園内の写真。 昨日掲載したアイスランドポピー大花壇とともに、この時期の園内を彩るのがリビングストンデージーだ。秋に種を蒔けば容易に芽が出るが、真冬の防寒対策に苦労する。また、花が終わったらすぐに摘み取るようにしないと、急速に株が弱ることがある。


5月3日(月)

【ちょっと思ったこと】

高速道路は全国で2本だけ?

 北九州から岡山に戻ってきた。倉敷、広島方面を避けて中国道経由のルートを選んだのが大当たり。これといった渋滞には全く出合わなかった。

 ところで、各地の道路情報を聴いていて初めて気づいたのだが、日本の高速道路で「○○高速道路」と呼ばれているのは、東名と名神の2本だけ。それ以外はこちらの表にもあるように、「○○自動車道」と呼ばれており、「高速」の名前は外されている。

 また現在建設中の、第二東名、第二名神いずれも「第二東名自動車道」「第二名神自動車道」というように「高速」という名前が外されていた。もはや新しく作られる高速道路には「高速」という名はつけられないようだ。

 その理由についてはよく分からないが、最近、「無農薬」という表示禁止をめぐって「優良誤認」という言葉があることを知った。こちらによれば、優良誤認とは
  • 内容について、実際のものよりも著しく優良であると一般消費者に誤認される表示
  • 内容について、競争業者に係るものよりも著しく優良であると一般消費者に誤認される表示
という場合にあてはまる不当表示をいう。このほか虚偽、誇大な表示をすることも表示法に違反するようだ。

 道路はこうした商品とは明らかに異なるが、「高速」という名前がある以上、利用者は当然、その道路を高速で走れることを期待する。また、万が一、一般道路以下のスピードで走行することを余儀なくさせられるようであれば、鉄道の特急料金の規定と同様、通行料金を返すのが当然であろう。

 あくまで勝手な推測だが、こうした誤解を避けるために敢えて「高速」の名を外したのではなかろうか、と思ってみたりする。とはいえ、全国各地の高速道路の中で、渋滞のチャンピオンと言えばやはり、東名と名神。これら2つにだけ「高速」の名が残っているのは、まことに皮肉だ。




EU加盟国で最大国と言えば

 EU(欧州連合)は1日、東欧諸国など10カ国が正式加盟し、25カ国体制になった。車を運転しながらラジオを聴いていた時、たまたまこのことが取り上げられていたが、新規加盟をどこまで認めるのか、欧州憲法の制定問題、加盟国間の経済格差、公用語の種類が多すぎることなどが、今後の課題になっているとのことだった。

 ところで、今回の加盟した10カ国の中では、ポーランドがもっとも大きな国であるようだ。外務省基礎統計によれば、人口は約3,830万人、面積32.3万km2となっている。

 同じ基礎統計で、25カ国最大はどこかと思って調べてみたが、人口はなんといってもドイツで8254万人、第二位はフランスで6008万人、3位は英国の5884万人の順となっている。

 いっぽう面積では、フランスが54万7000km2で最大だが、二位は、おそらくスウェーデンの約45万km2であるようだ。もっとも将来、トルコ(78万km2)や旧ソ連諸国が加盟するとその順位は変わってくる。あまり大きくなりすぎると利害対立が起こりやすくなるように思うが。