じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
時計台前の鬱金桜。 |
【思ったこと】 _40413(火)[一般]インドネシアと韓国の政党名 5日、インドネシアで総選挙(定数550)が行われた。その結果、メガワティ大統領が率いる闘争民主党が大幅に後退し、ゴルカル党が第一党に返り咲くことが確実になったという。推定開票率68%の段階で、得票率の高い順に政党を並べると、ゴルカル党、闘争民主党、国民覚醒党、開発統一党、民主党、福祉正義党、国民信託党の順となる。ちなみに外務省1999年9月2日記事によれば、1999年の選挙の際の議席数は、闘争インドネシア民主党、ゴルカル党、開発連合党、民族覚醒党、国民信託党、月星党、正義党、ナフダトゥール・ウマット党、民族友愛民主党、正義統一党、インドネシア民主党の順であった。このほか民族憂慮職能党(故スハルト大統領の娘)、先駆者党、マルハエン主義国民党、独立水牛国民党などが結成されている。 これらの記事を見て不思議に思うのは、日本の政党より長い名前の政党が多いということだ。また、「闘争」、「覚醒」、「信託」、「憂慮」というように、日本の政党名ではあまり用いられない語句が使われている。 これらは訳語の問題かと思い、こちらの記事などで英語表記を調べてみたが、
ではどうして、こういうことになったのか。ネットから知り得た情報によれば、インドネシアでは総選挙で定数の3%(16議席)以上、または得票率5%以上を獲得した政党および政党連合が正副大統領候補を擁立できる、という規定があり、大統領立候補のためにも多くの小政党が名乗りを挙げ、中には金品ばらまきなど露骨な金権選挙で、政党名売り込みに奔走しているということらしい。じっさい、今回は24の政党が選挙に参加しているという。政党数が多ければ、どうしても名前は長くなる。また、「おや、何だろう?」と思わせるような奇抜な名前をつけることもありうる。じゃかるた新聞という記事にこのあたりの経緯が書かれてあった。 このように多くの種類の政党があるものの、国民は必ずしも熱烈な期待を寄せていない。インドネシアの政府系調査機関が3月に発表した世論調査では、67%が「政党は国民の利益のために活動していない」と回答したという。 ところで、選挙と言えば、韓国でも近々、総選挙が行われるという。韓国の政党名は、「ハンナラ党」、「ウリ党」というように、インドネシアに比べるとスッキリした名前になっている。それぞれどういう意味なのか、また漢字ではどう表記されるのかと思って、ネットで調べてみたところ、
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