じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] ローズマリーには木立性とほふく性がある。写真は木立性で、2m近い高さに「そびえて」いる。


4月1日(木)

【ちょっと思ったこと】


新年度からの大きな変化

 いよいよ新年度が始まった。私の身分もこれまでの文部科学教官から国立大学法人教員に、また文学部も従来学科制からの1学科4履修コースに改組され、教員組織も、従来の心理学講座から行動科学講座に大講座化した。

 教員組織としての「心理学教室」は、認定心理士等の各種資格申請に必要な要件を満たすためのカリキュラム保証、および卒論・修論等の指導分担の調整のための協議の場としては存続するが、公的な名称としてはもはや存在せず、今後は、行動科学履修コース(教員組織は行動科学講座)として、社会学、文化人類学、地理学等の教員とともに集団指導を展開することになる。

 入学する学生にも大きな変化が起こってくる。入試実施方法の予告の関係で(←募集単位や試験方法、試験科目等は、文学部改組以前にすでに公表されており、改組が決定しても変更できない)、今年度は旧4学科単位で試験が行われた。従って、今年度入学者に限っては、行動科学科入試の合格者は、行動科学履修コースに配属することが入学時から決まっている。しかし来年度以降は、文学部全体の枠で入試が行われ、文学部入学者は1年次に種々の基礎科目や教養科目を受講した上で希望する履修コースに分属することになっている。また、今年度を含め、4年次の卒論指導は、個々の教員別のゼミ型の指導方式で行うことになっているが、特定のゼミに希望者が殺到した場合にどう調整するのか、今後さらに周到な対策を検討していく必要がある。

 新年度の抱負や決意として描いていることは多々あるが、とにかく前期は、月曜日から金曜日まで毎日1〜3コマの授業を担当することとなっており、健康に気をつけ、前期終了まで一度の休講も出さずに勤め上げることが最大の目標である。授業準備と切り離して研究の時間を確保することは困難であり、学生・院生の指導とリンクさせながらいくつかのテーマを研究活動を遂行していくことになりそうだ。