じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 息子の引っ越しを想定して、おもちゃ類の整理をしている。写真左は、私の手作りの「教習所」。市販のミニカーを入れて遊ばせていた。写真右はわんこにプレゼントしたところ。


2月28日(土)

【ちょっと思ったこと】

2月が29日まであることで何が変わるか

 今年は4年に一度の閏年であり、2月29日が1日分のおまけになっている。4年前にも何か書いたはずだと思って2000年2月29日の日記を参照したら、あったあった。あの時は、4年に一度ではなく400年に一度しかない特別の閏年の意味を考察していたことを思い出した。

 その時にも書いたことだが、1年の長さは、365.25日ではなく、365.24219日(365日5時間48分45.261秒)であるため、4年に一度きっちりと閏年を入れていくと春分の日がだんだんとずれてしまう。そのため、400年に3回だけ 西暦が4の倍数であっても閏年でない年を定めているわけだが、西暦2000年は400の倍数であるため、閏年として設定されていた。このことは実質的に、西暦1900年から2100年までの200年間、11分15秒のズレを無修正のまま放置することとなり、春分の日は、2100年が近づくにつれて3月21日よりも3月20になる率が高くなり、2055年を最後に2099年までのあいだ、春分の日が3月21日になることは決してない。それどころか、2092年と2096年には3月19日が春分の日となる場合さえ出てくる、という結果をもたらす。ちなみに2004年の春分は3月20日の15時49分となっている。

 さて、これ以外に、2月が1日多いことにはどんな意味があるだろうか。大学を卒業するアパート暮らしの学生は、たいがいは2月のうちに部屋を明け渡している。実際、3月に行われる行事は卒業式ぐらいのもので、3月の家賃を払うのは無駄であるからだ。2月が1日多いことと、日曜日に重なっていることにより、29日に引っ越しをする学生は随分多いのではないかと思う。あいにくの雨のところが多いのは残念であるが。

 いっぽう、困ることもないわけではない。2月が28日までの時に比べると、同じ給料なのに1日分の支出が増える。

 それから、これはあまり気づかれないことであるが、平年の場合、2月と3月は、日にちと曜日が同一となる(たとえば2月11日が水曜日なら3月11日も水曜日)。閏年は1日ずれてしまうので、念のためカレンダーで確認しないと3月の曜日を間違えてしまう。

 もう1つ、毎日の月齢は、
  1. その月の数(8月なら8、10月なら10)と日にち(11日なら11、29日なら29)と、その年特有の数n(2004年の数は6、毎年11ずつ増え、30以上に増えたら30を引く)を加える。
  2. 但し1月から5月は、月の数にかわりに、それぞれ、2、4、2、4、4(「西に洋々日が沈む」と覚える)
  3. これらを加えた数が30未満ならそのまま、30以上なら30を引いた数がおおむね月齢に一致する
という方法で簡便に計算することができる。たとえば、今年の9月23日の月齢は

●9+23+6-30=8(9月23日21時の実際の月齢は8.9)

ところが、閏年の時は、上記の簡便法では、上記の2.の部分を
●2、4、3、5、5
に変えたほうが当てはまりがよくなるので注意が必要だ。

 2月が29日まであることで何が変わるかをいろいろ考えることはクリシンの訓練にもなると思う。