じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

2月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] 大学本部棟入口にあった「六高菊桜」が突然姿を消した(写真左の黄色い矢印の場所)ので、一瞬驚いたが、あたりを見回したところ、本部棟により近いところに移植されていたことが分かった。元々植えてあった場所は日当たりが悪く、幹も大きくならなかった。移植先は日当たりがよく、土も軟らかいようだ。うまく育つとよいのだが...。なお、昨年春の開花状況の写真は2003年4月22日の日記にあり。


2月5日(木)

【ちょっと思ったこと】

大阪二位、ベトナム二位とは知らなかった

 夕食時にTVチャンピオン「小学生地理王決戦」を視た。

 クイズの正解の中で意外だったのは
  1. 都道府県の中で2番目に面積が狭いのは→大阪府。1番狭いのは香川県。
  2. 世界の国の中でコーヒー生産量が2番目なのはベトナム。1番はブラジル。
などなど。

 私が中学生の頃は、面積が一番狭いのは大阪府だったはず、と思って当時の地図帳を取り出してみたら、「大阪府1810平方キロ、香川県1859平方キロ」となっていた。最新のデータでは「大阪府1893平方キロ、香川県1876平方キロ」であり確かに順位が逆転している。これらの増加は埋め立てによるらしい。

 ベトナムが世界第二位のコーヒー産地というのも知らなかった。これは1990年以降、生産に力を入れたためだというが、銘柄はなんというのだろうか。

 都道府県の面積で北海道に次いで2番目に広いのは岩手県。ここまでは知っていたが、3番目は長野県だと思っていた。正解は福島県であり、これは私が中学の時の地図張から変わっていない。どこで取り違えてしまったのだろうか。

【思ったこと】
_40205(木)[電脳]TVゲーム大幅減と原点回帰

 2004年2月4日の朝日新聞に“TVゲーム原点回帰「単純な面白さ」で市場テコ入れ”という記事があった。TVゲーム市場をテコ入れするため、任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、「手軽さ」を売り物にしたゲームソフトに力を入れているという内容であった。

 この記事で初めて知ったのだが、最近、TVゲームの購買人口は大幅に減っているという。社団法人コンピュータエンターテインメント協会によると、2002年のカセット交換型ゲーム機・ソフトの国内売上高は5013億円で、ピークだった1997年の3分の2。ゲームの購買人口も5年間で約4割減ったという。

 そういえば、我が家でも、息子が小学生の頃は私を含めて毎日1時間以上はスーパーファミコンで遊んでいたが、高校1〜2年頃に本体を「封印」し、以後は誰も遊ばなくなってしまった。大学周辺の中古ゲーム屋も模様替えしてしまい、あまり流行っているようには見えなかった。購買人口4割減というのも納得できる数字だ。




 一般的にTVゲームというのは、スキルを必要とする行動に適切に結果を与え、結果が累積されることで、行動リパートリーが拡大していくような行動強化システムであると思っている。
  • アクションゲームの場合は、手先の素早さ、器用さ、瞬時の判断力に応じて、敵を倒したり障害物をクリアするという結果が随伴し、その直後には新しいステージが広がる
  • RPGの場合は、ルート選択や攻撃方法の組み合わせに応じて、敵を倒すという結果が随伴し、HPやMPや武器や防具を獲得、新たなダンジョンに進める
というようのがゲームの基本であり、個々の行動に結果を与える仕組みと、累積的に能力を付加する仕組みさえあれば、ゲームが単純か複雑化かということは面白さとは関係ないはずだ。むしろ、あまりにもゲームに時間をとられると他の行動機会が失われる。初心者にも敬遠される。原点回帰は当然の帰結であろうと思う。




 それにしても、TVゲームで遊んでいた子どもたちや若者は、いま何に熱中しているのだろう。屋外で遊ぶようになったとは思えない。少子化で競争率が低下し受験勉強の時間も減ったはずである。小学生がインターネットや携帯メイルに夢中になっているという話もきかない。