じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 1月18日、18時50分羽田発の飛行機に乗るまでの数時間を利用して、お台場の船の科学館(館内には入らず)に行ってみた。
ここに係留されている初代南極観測船・宗谷は、今からおよそ45年前の1958年11月10日に一度見学に行ったことがあった(2002年5月14日の日記参照。今回撮影した写真と比較したものを左に掲載してみた。「宗谷」の文字の位置や大きさも、マストや装備の形も当時とほとんど変わっていないことが分かる。なお、写真右上の男の子は当時の私(6歳)である。
写真右は、コックピット横から見た夕日。かつての観測隊員もこういう景色を眺めたに違いない。


1月20日(火)

【ちょっと思ったこと】

中高年重視のスキー場

 21日朝6時45分頃のNHK「まちかど情報室」によれば、いくつかのスキー場では中高年のスキー客を呼び込むために、ゲレンデの斜度を改造したり、割引券を発行するなど、いくつかの取り組みを行っているという。

 番組に登場したスキー場経営者によれば、いまの20代の若者はスキーをしない。かつて20代だった頃にスキーを楽しんだ30代、40代が生涯スポーツの1つとして楽しむようになってきているという。

 確かに、今のようにレジャーが多彩になってくると、スキーのように、リフトで登って降りるという繰り返しだけのスポーツは若者にはあまり魅力が無いのかもしれない。加えて、交通費で数万円、リフト券が5000円、スキー用具レンタルで5000円〜1万円、...となるとお金がかかるし、帰る時には体全体がジメジメしてくたびれてしまう。それでもなお我慢して滑りたいと思うのは中高年に限られてしまうのかもしれない。

 中高年向けにぜひ考えてほしいのは、リフト1日券の大幅割引と、足首や膝に負担のかからないスキー靴のレンタルである。私も毎年一度くらいはスキー場に出かけているが、同じコースは10回も滑れば十分。どうせこれ以上は上達しないのだから、なるべくいろいろなコース、特に、緩やかで自然に親しめる林間コースを造ってくれるとありがたい。あとは、帰りがけの温泉招待など。

【思ったこと】
_40120(火)[教育]センター試験(1)英語問題、今年はツッコミなし

 毎年この時期に、センター試験問題について、英語問題を中心にツッコミを入れるのを楽しみにしている(昨年以前のツッコミは2003年1月19日の日記にリンクされている)。しかし、コンピュータへの興味の男女差への批判が堪えたわけでもあるまいが、今年の英語の出題内容は無難なものが多く、ツッコミを入れることはできそうもない。

 センター試験の英語では、ほぼ毎年、行動科学系の実験・調査を紹介する記事が出題されているが、今回は、第4問で労働時間と休暇の国別比較が取り上げられたものの、グラフの読み方程度の無難なものであった。強いて言えば、グラフの中で「Annual holidays」の日数が折れ線グラフで表示されているが、横軸が名義尺度である以上、折れ線の形状や傾きは意味をなさない。あれは棒グラフで表示すべきものだと思う()。

1/21追記]
縦軸の目盛の単位が異なる2つの数量を比較しているので、すべて棒グラフで表示すると別の混乱が生じる恐れもあるかも。

 その「Annual holidays」だが、グラフの目盛から推定すると、日本の総日数は127日程度になっていることが分かる。「annual holiday」は英語辞書によっては「年次休暇」と訳されている場合もあるが、ここでは問題文の説明にもあるように、土日の休日、祝日、有給休暇すべてを含む日数のことである。もっとも、
  • 1年を52週とすると土日の休みは合計104日
  • 祝日は合計15日(月曜振替を含む)
  • 有給休暇20日(公務員の場合)
  • 祝日が土曜日である場合(振替休日なし)のマイナス分
を考慮すると合計は135日前後になるはずだ。実際が127日というのは、問題文にもあるように有給休暇をとらない人の分を勘案したためだろうか。

 なお昨日、某日記に大学教員の実働時間についての調査結果が引用されていたが、私の場合は、大学と官舎が近いこともあって、出張や旅行日以外は土日祝日でもたいがい研究室に在室している。在室日数だけで数えたらたぶん340日ぐらいは「出勤」しているはずだ。在室時間はおおむね8時20分から19時30分までの11時間10分。もっともこの間には、昼食のため官舎に戻る時間や、休憩の時間が含まれている。