じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
中国トルファンの高昌故城。ここは1981年1月26日に一度訪れたことがある。写真上はその時に撮影したもの。写真下は、今回、ほぼ同じ場所(撮影地点はやや左に移動)を撮影したもの。1〜4を付した土壁の形は23年前とほとんど変わっていないように見える。トルファンの街並みはすっかり変わってしまったが、悠久の流れを感じさせるものも残っているということの証拠。
それにしても、露天にほったらかしにしておいてよく形が変わらないものだと思うが、そもそも雨が降らないトルファンでは「雨ざらし」にはならないということなのだろう。 同じ遺跡でも、クムトラ千仏洞(庫車)などは、洞の入り口部分(前窟)部分が崩れたり、洪水で流されたりすることがたびたびあったようだ。 拡大写真はこちらのアルバムに移動しました。 |
【ちょっと思ったこと】
畳替えの恐怖 15日の昼に食事をとるためにアパートに戻ったら、妻がごそごそと物を動かしていた。そういえば、少し前の回覧板で、16日の朝に畳替えの採寸にくるという知らせがあった。 私が住んでいるのは合同宿舎なので、財務事務所のほうで畳替えをすると決めれば断るわけにはいかない。しかもタダでやってもらえるのだからありがたいのは山々だ。しかし、問題が1つある。 我が家はタンスや机や観葉植物だらけで、畳は、10cm平方すら見えていない のである。16日朝にやってくる畳屋さんはいったいどんな反応をするだろうか。 宇宙船シリカの謎、やっと解ける 1カ月ほどまえに注文しておいた『NHK 連続人形劇のすべて』(アスキー、2003年)が、やっと手に入った。連続人形劇というと、いまでもテレビに登場する「ひょっこり ひょうたん島」や、「チロリン村とくるみの木」、「新八犬伝」、「三国志」などが有名だが、私自身がいちばん熱中したのは、1960年から1962年に放送された「宇宙船シリカ」であった。子供の頃に視た数ある番組の中でも、この人形劇ほど、夢と勇気を与えてくれた番組は他にはないといってよい。 もっとも1960〜1962年放送というと、私が8歳から10歳の頃である。すっかり記憶が薄れてしまって、登場人物として覚えていたのは、ピロ、ネリ、ボブの3人。このほか、食事ロボットとドクトルロボット、操縦ロボット程度であり、そもそも何の目的で探検をしていたのか、最後はどうなったのか、すっかり忘れてしまっていた。 今回確認したところによれば、シリカという妙な名前は、ウラニウムより強力な元素“シリコニウム”に由来するらしい。「未知の星々をめぐって宇宙人と遭遇し、数々の事件を解決していく」という設定は、テレビドラマ版のスタートレック「宇宙大作戦」と酷似しているようにも思える。本にはストーリーがどのように完結したのかは詳しく書かれていなかったが、ネリ(少年ピロの実姉)はボブ挺長と結婚を決めたとか。これは初耳だった。 番組の最終回を見逃したのは、おそらく、3月末で家族旅行に出かけていたためではないかと思う。いずれにしても、全227話のうちVTRに第123話の1本のみというから、もはや残された写真と、邑久町の「喜之助記念館」にあるというピロとネリの実物に出会う以外には、回想の手がかりはない。 |