じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 農学部東西通りの銀杏並木の中に、一本だけ黄葉しない枝がある。緑色の葉の中に茶色い枝があるなら枯れ枝だと分かるが、その逆は珍しい。


11月27日(木)

【ちょっと思ったこと】

3万円台パソコン

 先日19万8000円で販売予定だったノートパソコンの桁数を間違えて1万9800円と表示してしまったというニュースが話題になった。「誰が見ても間違いと分かるケース。民法95条の『錯誤に基づく契約無効』に該当する」という判断もありうるが、信用を第一に考える会社側は結局1万9800円のままで販売することに決めたという。

 しかし、少なくともデスクトップ本体に限っては、最近では「1万9800円」でパソコンを販売しても必ずしも間違いとは言えないくらいに安くなってきた。新聞の全面広告ではDELL社が格安パソコンを売り出しているし、この日記でも応援しているSOTECのサイトには、アウトレットながら本体4万2000円台のパソコンが登場してきた。また、ゼミの学生から聞いた話だが、こちらでは、Windows-XP付きで3万円台(本体だけなら2万円台)というパソコンが売られていた。

 これまでパソコン購入というと、本体価格が大部分を占め、次いで、ディスプレイ、さらに基本OSという比率でコストがかかっていてが、いずれ、

基本OS(あるいはOEM-OSの上乗せ)価格>ディスプレイ価格>本体価格

というように順位が逆転する可能性も出てきた。

 本体価格をこれだけ安く設定してしまうと、逆に、どういう機能をつけたら高く売れるのか、メーカーも苦労することになるだろう。DVDの再生や書込機能をセールスポイントにしている企業も多いが、DVDを観るだけだったら専用プレーヤーがあれば十分。また書込は、VHSテープとのダビング型、あるいは外付けのマルチドライブを買ったほうが、他機との付け替えができて便利であるように思う。TVチューナーを取りつけている機種もあるが、これも意図がよくワカラン。テレビを視るだけだったらコンピュータは要らないのでは?

 通常の研究用には、ワープロ、ネット(ブラウジングとEメイル程度)、CD読み込み、記憶媒体への保存ができれば十分。USB2.0規格の端子があれば、あとは必要に応じて拡張できる。かつて、メモリ384KBのPC-9801を30万円、ドットマトリックスプリンタを20万円で購入していた時代とは大違いだ。パソコン購入のために何ヶ月もアルバイトをする必要はなくなってきた。その時間的余裕を何に活用するかが課題となるだろう。

【思ったこと】
_31127(木)[一般]パトカー追跡による死亡事故

 このところ、パトカーに追跡された車が赤信号を無視して交差点に進入し、他の車に衝突して死傷事故を起こしたというニュースを何件か聞いた。逃走者自身がトラックや電柱にぶつかって死傷するのは自業自得であり何ら同情の余地は無いが、善良な市民を巻き添えにするのはゼッタイにやめてもらいたいところだ。

 この日記でも何度か書いたことがあるが、逃走のために信号を無視して他車に衝突して相手方を死亡させた場合は、未必の故意による殺人罪を適用すべきである。傷害事故の場合も殺人未遂扱いとして重い刑を科すべきだと思う。

 とはいえ、警察側ももう少し「安全」な追跡方法を検討すべきではないだろうか。

 そもそも、これだけ通信手段やカーナビが発達した時代に、1台のパトカーや白バイだけで何キロも追跡するというのはおかしなことだ。全く偶然に犯罪に遭遇した場合はともかく、通常の取り締まりの中で不審車を見つけ出すというのであれば、万が一の逃走に備えて、万全の「待ち伏せ」体制をとるべきである。

 このほか、追跡が開始された場合は、付近の交差点の信号をすべて赤に切り替えるという処置をとってもよい。すべてが赤になれば、逃走車とパトカー以外は停車するので、善良な運転者が死亡につながるような衝突に巻き込まれる恐れは減る。

 さらに、逃走車に位置追跡のための発信装置弾を打ち込むとか、他車に衝突する危険がある場合は、消火剤剤入り(←火災を防ぐため)の砲弾でタイヤを破壊するなどの措置をとってもよいと思う。