じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 岡山駅西口の風景(写真左の上半分、11月15日18時半頃撮影)。1999年6月5日の日記に書いたように、このあたりは放置自転車が多く、通行に支障をきたすほどだった(写真左の下半分参照)。

 妻の迎えを待っている間しばらく観察してみたが、すべての放置自転車が撤去された後に、同じ場所に最初の1台目を置くというのはなかなか「勇気」のいることのようだ。20分間に若者グループ3名、外国人1名、別の若者1名がこの場所に自転車を停めようとして諦めていた。

 もっとも彼らはみな、道路反対側の歩道に「放置」(写真右)。「罰的統制は抜け道を強化するだけ」という行動原理を例証することになった。


11月15日(土)

【ちょっと思ったこと】

久しぶりの「のぞみ」乗車/このWeb日記の名前は「さらしな」ではないぞ

 ダイバージョナルセラピーの分担講義のため、大阪まで往復。これまで大阪への往復にはもっぱら「ひかり」号を使っており、「のぞみ」を利用したのは、知人の葬儀の時と娘を関空に送っていた時の2回だけであった。今回、自由席回数券でも「のぞみ」乗れるということになり、同じ料金なら立ち席でも早く着いたほうがよい、と往復とも「のぞみ」を利用した。

 行きは大混雑であったものの新神戸で降りる人がありそれ以降、また帰りは予想に反して空き席があり着席することができた。なにはともあれ45分の乗車で済むのはありがたいことだ。

 大阪では他にこれといった用事もなく、会場に直行。帰りも同様に、どこにも立ち寄らずに新大阪に直行した。会場のホテルからは大阪城がよく見えた。京都に長年住んでいたのに、そう言えば大阪城には一度も行ったことがなかった。通天閣にもまだ登っていない。そのうちじっくりと大阪見物でもしてみるか。



 ところで、先日の鹿児島でのFDワークショップの時も、今回の講義でも、講師紹介の中でこのWeb日記のことを紹介していただいたのだが、どちらの紹介者の方も、日記のタイトルを「じぶん・さらしな日記」と発音しておられた。「更新」という字が「更級」に似ているためか、あるいは、無理に「新」を「しな」と発音されたのか原因は分からないが、結構、勘違いされておられたことに驚く。

 もともと「日記を更新する」とか「更新報告」などというのはマイナーな業界用語にすぎず、一般には通じにくい呼称なのかもしれぬ。ちなみに、この日記の英語表記は「Update Myself」のつもり。




記憶力チャンピオン

 夕食時、NHK「土曜特集脳の力!記憶力の限界に挑戦」を視た。各界の記憶の達人が世代別、ジャンル別に記憶力を競うというものであったが、円周率記憶4万桁で知られる友寄さん、お客の顔と名前をすべて覚えてしまうという女将、「太さ、硬さ、味、具」などをすべて覚えてしまうラーメン屋、チェスの名人、そろばん名人など、滅多に登場しない豪華メンバーが揃っていた。

 番組では、「記憶力の限界に挑戦」となっていたが、記憶の達人は、決して記憶力そのものが卓越しているわけではない。イメージをうまく活用しそれと結びつける術を会得しているのであって、正確には、「記憶力の達人」ではなく「記憶術の達人」と呼ぶべきであろう。そうは言ってもそう簡単に真似できるものではない。

 私自身は、かつては数字の記憶を得意としており、その日の朝の新聞記事に出ていた統計数値などは、特にメモしなくてもその日の授業ですらすら言えたし、各学生の素点なども卒業するまで忘れることが無かった。しかし最近ではすっかり記憶力が衰え、自分が運転している車のナンバーさえ正確に思い出せないことがある。このほか、過去に何カ所か引っ越した時の記憶に邪魔されて、岡山地区のテレビのチャンネルがどのキー局に対応しているのかも覚え切れていない。

 もともと、このWeb日記を始めたのも、記憶の衰えを補うための公開知識データベースを作ろうという意図があったからであった。そのおかげで、随分昔に視たテレビ番組についての感想など、過去日記をキーワード検索すれば確実に思い出すことができる。パソコンがある限り、私自身にとって記憶の衰え自体は大した障害にはなっていない。