じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

10月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] ヤマノイモのムカゴ。大学構内各所の植え込みに巻き付いている。上部の葉が枯れてきて目立つようになってきた。


10月25日(土)

【ちょっと思ったこと】

今回の投票入場券も所帯主宛

 11月7日に行われる衆議院議員選挙・最高裁国民審査の入場券が郵送されてきた。宛先は所帯主たる私宛であり、妻の分が同封されていた。前回の選挙の時にも書いたが、このやり方だと、夫婦喧嘩をしていたり夫が長期不在の場合は、妻は封筒を開けることができなくなる。入場券が無くても投票はできるというが、制度的な妥当性はどんなもんだろうか。

 もっとも、そもそも入場券を郵送する必要があるのだろうか。本人確認の必要があるなら、パスポート、免許証、保険証などを提示すればよかろう。それらを持ち合わせていない人に限って、生年月日などを台帳で照合すればよい。郵送代だけ無駄であるような気がする。

【思ったこと】
_31025(土)[電脳]いまさらのWindowsアップグレードで手こずる

 昨日の日記に書いたような事情により、モバイルパソコン1台をWindowsMEからWindowsXPにアップグレードした。このパソコンは、CPUがトランスメタ社製TM5600(600MHz)、メモリは現時点で128MB(256MBに増設予定)、ビデオメモリ 4MB、内蔵ハードディスク 20GB、MEプレインストール版、という構成になっており、購入当時は20万円以上かかっていた。先日の生協チラシには、同サイズでIntel Pentium 3 拡張版(750MHz)、メモリ256MB固定、ハードディスク 30GBという機種が9万5千円で売られており、果たしてこの時点で、2万800円のパッケージを購入してまでアップグレードする価値があるかどうか疑わしいのだが、長年、毎回の授業でパワーポイント提示用に使ったり、各種出張先に持ち運ぶなど愛用していることでもあり、いましばらく使い続けることに決めた次第だ。

 98からMEへのアップグレードは何度か経験があるが、MEからXPというのは今回初めて。CDを入れてボタンだけ押していけば簡単に済むと思っていたのだが、これは大間違いだった。

 更新処理に2時間ほどかかって、さてこれで使えるようになったと思いきや、デバイスマネージャをチェックしたら、警告マークがいっぱいついていた。また内蔵のモデムが認識されておらず、旅行先で全く使えない状態になっていることが分かった。

 これは困ったことになったと思い、メーカーのサポートサイトにアクセスしてみたところ、機種別にアップグレードの手順がちゃんと書いてある。正しくアップグレードするにはまず、いくつかのファイルをダウンロードし、BIOSの設定を変更、サウンドドライバ、モデムドライバ、ディスプレイドライバ、パッド型ポインティングデバイスドライバ、SDカードドライバ、スマートメディアドライバなどをそれぞれ更新しなければならないことが分かった。更新の手順は全部で100ステップ以上にわたっており、時々、再起動しなければならない。これだけで半日を棒に振ってしまった。

 こうして考えてみると、XP後継のOSが発売された時には、アップグレードはますます面倒になるのだろう。少なくとも仕事上はXPで不便を感じていないところでもあり、こういう作業はこれで打ち止めにしたいと思っている。

 ソフト会社が、改良点を小出しにして、アップグレード料金で経営を維持していく宿命を背負っている点はよく分かるが、これ以上つきあうのはうんざりしてきた。