じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
農学部農場のヒマワリ。右の写真は花が最も美しい頃の写真(7月16日撮影)。2枚の写真における変化は、人生のはかなさを象徴しているようにも見える。 |
【ちょっと思ったこと】
水星と木星を確認 昨日の続き。9月30日は5時20分頃に起きて散歩を開始した。昨日5時30分すぎにかろうじて見えた東の空の2つの星は、間違いなく木星と水星であることが確認できた。土星はずっと離れた冬の星座の中で明るく輝いていた。 火災は鎮圧されるものか 北海道苫小牧市の出光興産北海道精油所で発生したタンク火災がやっと鎮火したという。ところでNHKの朝6時台のニュースでは、見出しが「タンク火災ようやく鎮圧」となっていたが、こういう時に「鎮圧」という言葉を使うものなんだろうか。 念のため辞書をひいてみたが、『岩波国語辞典』では ●鎮圧:(1)乱や騒ぎを押さえしずめること。「デモ隊を―する」 (2) 耕地をすき起こし地面を押さえつけること。「―器」 三省堂の『新明解』でも ●鎮圧:(1)警察や軍隊を動員して、叛乱・暴動などを抑えること。(2)耕地をすきおこし、地面を押さえつけること。「―器」 となっており、「やっとのことで消火した」という意味合いは無いように見える。山陽テレビでも同じ見出しを使っていたので、たぶん正しい日本語表現なのだろうが、私の語感からは妙な感じがする。 [※9/30追記] 日記才人メッセージ機能により以下のような情報をいただきました。毎度ありがとうございます。
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【思ったこと】 _30929(月)[心理]家裁は処遇の決定はできるが、行動の原因は解明できない 長崎市の4歳の幼稚園児を誘拐、殺害したとして送致された中学1年の男子生徒(12)について、長崎家裁(伊東浩子裁判長)は29日の第2回審判で、生徒を児童自立支援施設に送致し、29日から1年間、行動の自由を制限する強制的措置をとることができるとする保護処分を決定した。現行法制上可能とされる「最も重い」処分がとられたことは、やむをえないと考える。 もっとも、朝日新聞一面の記事だけ読むと、私のような立場からは納得できない表現が多用されていることに驚く。
.....非行当日、少年は帰宅時間が遅れて日頃から極端に恐れていた母の叱責を受けると思い込み、緊張状態のまま家を離れた。となっていた。要約記事に比べると納得できる部分もあるが、上に述べた私の疑問を解消するものではない。 私が処遇を妥当であると考えるのはあくまで、今後の非行、新たな被害者の発生を防止するという観点からのことだ。起こってしまった事件について、家裁は、その背景を細かく述べることはできても、なぜその行動が起こったかという原因までは解明できない。また、加害者の少年の更生について、何ら具体策を示すことはできない。裁判所というのはそういうものだということを改めて実感した。 じっさい、処遇の理由(要旨)として記された内容: 少年は対人関係を良好に構築できない可能性が高いことや性的執着が現在も持続し、それを指摘されるや不穏な行動を示すなど、今後も衝撃的な行動に及ぶ可能性が高いこと、今後心身共に不安定な時期を迎えるのに加え、性的欲求や性衝動という未知の問題に直面することになり、予断を許さない状況にあること、これまで、少年は些細なことで混乱し、その場から逃走するという方法で対処する傾向があることはその通りであると思う。もっともこれを、成人の犯罪一般にあてはめてしまうと、すでに犯した罪に対する刑罰ではなく、今後予見される犯罪を防止するために予防的に拘束することが正当化されてしまう。人権と被害防止の両方に配慮しつつ、限られた資源のもとで社会的な安全を保つというのはなかなか難しい。 |