じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 9月26日に神戸(三宮)に行ってきた。
(写真左)シンポの会場となった県立美術館までは三宮からバスが出ている。時間帯にもよるのだろうが、乗客の8割方はお年寄りだった。ノンステップバス(低床バス)が導入されていたが、ノンステップであるのは歩道とバスの床がほぼ同じ高さであるという程度の意味。しかし車内はステップだらけ。運転席のすぐ後ろの座席と、後部座席が二階バスではないかと思うほど高い位置にある。おそらくその下にタイヤがあるのだろうが、まるでフィールドアスレチックみたい。
(写真右)ダイエー三宮駅前店。タイガースの地元にふさわしく阪神タイガースコーナーが設けられていた。さすがに「優勝お祝いセール」ではなく、テナントの出店の形をとっているように見えたが、さて日本シリーズの時はどうするんだろう。
余談だが、高速バス乗り場近くの旅行社には「優勝記念ツアー」のチラシがあった。タイで「タイガー・ズー」を見学し、トラの神様を祭った寺院で優勝の御礼と日本一の祈願をするというものだが(他に、ソウルでトラの銅像と記念撮影をするツアーもあり)、参加者は集まったのだろうか。


9月26日(金)

【思ったこと】
_30926(金)[心理]植物の療法的利用の可能性セミナー(1)

 兵庫県立美術館・ミュージアムホールで行われた姫路工業大学 自然・環境科学研究所主催(共催:兵庫県立淡路景観園芸学校)の公開セミナー「人と植物の触れあいにみる植物の療法的利用の可能性」に参加した。

 この日の講演は、
  • 「韓国における園芸の人間的利用の現況」 郭炳華(Kwack BeyoungHwa)・高麗大学名誉教授
  • 「園芸の療法的利用の可能性について」 山根寛・京都大学医療技術短期大学部教授
の2題であり、そのあとパネルディスカッションが行われた。

[今日の写真]  郭氏の講演では、韓国における園芸療法士養成教育や学会組織の現状が紹介された。日本では、園芸療法という言葉がかなり定着しているが、韓国では「園芸医療」が強く打ち出されているという。もっとも、医療効果がそれほど実証されているわけではなく、修士課程や博士課程では、客観的な数字による効果測定の研究が行われているという。

 11の病院のリハビリ施設で実践研究が行われており、そこでは「生活機能測度」、「非運動性視覚検査」、「憂鬱測度検査」など(いずれも郭先生の訳語)が指標として用いられている。園芸療法士は国家資格ではなく、大学で一定の単位を揃えた上で申請すると、まず二級の資格が認定される。修士相当で一定の実践経験を積むと一級、さらに博士相当でかなりの年数の経験を積むと特級が与えられるというが、現時点では特級の療法士は一人もいないとか。

 そのほか、毎年1冊のモノグラフが発行されたり、年に2回の学術大会が開催されているということだった。