じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 文学部西のサルスベリ。今年は裏年で花が少ないと予想していたが、どっこい、昨年並みに花をつけている。


9月10日(水)

【ちょっと思ったこと】

肝臓健康法の新事実

 夕食後の散歩から戻ったらちょうどNHKためしてガッテンで、肝臓健康法の話を取り上げていた。途中から視たため、全体の内容は分からないが、肝臓病はウィルス感染によって進行するものであり、特に40歳代以上の人で過去に輸血を受けた可能性のある人はC型肝炎の検査を受けて早期に対策をとったほうがよいという話が気になった。

 C型肝炎が中・高齢者に多いのは、過去において感染予防策がとられていなかったためだという。確かに子どもの頃のツベルクリン検査なんて、注射針を替えずに5人くらいは続けて針を刺していたものだ。針を替えた直後は尖っていて痛いとか、5番目は針が丸くなっていてもっと痛いといった説があり、2番目や3番目にあたると喜んだりしたものだが、いま考えると針を替えた直後だけが一番安全だったようだ。

 10代、20代ではもはや輸血や注射による感染は起こらないが、ピアスの穴空けや入れ墨などによってごくわずかながら感染が見られるという。もっとも、多少気になるのが歯科治療の際の感染である。麻酔をかけたり歯を抜く時はもちろんだが、治療中に歯茎が出血した時などは大丈夫なのだろうか。そもそも歯科でこの種の検査は行っていないし、仮に感染しても責任はとってくれないだろう。

 肝臓病にかかったあとの治療として瀉血療法やら鉄分を減らす療法があるというのは初めて知った。もっとも私自身の場合は、脂肪肝をどう改善するか、のほうが重大・深刻な課題だ。

 私自身はだいぶ昔になるが、動物実験従事者の検査と人間ドックで受けた検査で、確か陰性が確認されていたと思う。むしろ、母親を胃癌でなくしているので、そのもととなるピロリ菌のほうが心配だ。ピロリ菌が多いことが確認された場合は保険治療ができると聞いたことがあった。




偉大なり! よみうり巨人ジャイアンツ

 9月10日のプロ野球セ・リーグは阪神がヤクルトにサヨナラ負けしたものの、マジック対象の広島が中日に負けたため、優勝マジックは1つ減って3。12日か13日のナゴヤドームでの試合で決まる可能性が高くなってきた。

 しかし、岡山の地上波テレビではこのところ阪神戦が殆ど中継されていない。Yahooテレビを見ればわかるように、9日に「横浜×巨人とヤクルト×阪神」の「2元中継」なる妙な番組があっただけ。11日はNHK衛星第1で中継があるが、地上波の放送はない。

 そのいっぽう、巨人戦の中継は、試合のある日は必ずと言ってよいほど続けられている。9日は上に述べた「2元中継」、昨日10日は、山陽放送が「HR1・2位最終対決▽ウッズVS 清原・ペタ▽隠れ奪三振王登場?」などというキャッチフレーズで18時55分から最大延長9時24分までの枠で中継した模様だ。

 驚くべきことに、13日(土)には、なっなんと受信料をとっているNHKまでが19時30分から、また14日(日)には西日本テレビ(読売系)が19時から最長21時54分までの枠で、巨人×ヤクルト戦をそれぞれ中継するという。

 今年の巨人は9日の時点で優勝の可能性が消滅し、しかも泥沼の5連敗中である。それでもなお民放各局が巨人戦の中継を続けるというのは、それなりの視聴率が確保され、スポンサーの意向を満たせるからに違いない。そういう意味では、やはり、よみうり巨人は偉大。これだけ負けてもなお、注目してもらえるのだからスゴイと思う。

 この日記にも何度か書いているが、私は、民放が巨人戦をいくら放送しても何ら文句を言うつもりはない。民放の経営は競争原理のもとで成り立っているので、巨人戦中継で経営が成り立つというなら好きなだけ続ければエエと思う。しかし、強制的に受信料をとっているNHKが、一部のファンのニーズしか満たさない野球中継のために巨額の放送権料を支払うのはどうかと思う。念のため言っておくが、これは阪神戦中継を含めての話だ。

 私の家にはBSアンテナが無いのでNHK衛星放送の内容についてとやかく言う立場にはないが、衛星放送の契約をしている人達って、朝から晩まで、やれ松井出場予定試合だ、やれイチロー出場予定試合だ(9月11日は、イチローではなく「石井先発予定試合」だという)などと、大リーグの試合ばかり視させられてよく文句を言わないものだと思う。どうせなら、BBCワールドやCNNを丸ごと放送してくれたほうがよっぽど英語の勉強になる。