じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] ボリビア・アンデスのチャカルタヤ峰(標高5395メートル)で阪神タイガースの優勝を祈願しているところ(写真左、日本時間8月21日午前0時21分頃撮影)。登山口にはなぜか虎のマークつきのマイクロバスが止まっていた(写真右)。後で聞いた話だが、ボリビアで最も強い2つのサッカーチームのうちの1つは「タイガース」であるということだ。しかし、せっかくの応援の甲斐無く、この日の阪神は4連敗を喫したという。


8月23日(土)

【ちょっと思ったこと】

ボリビアから無事帰国

 23日の夜、ボリビア・アンデスの山旅から無事岡山に戻った。8月12日付けの日記に書いたように、このツアーでは、チュチュ峠小ピーク(4800メートル)、チチカカ湖の太陽の島トレッキング(3810〜4100メートル)、コンドリリ湖(4660メートル)、チャカルタヤ峰(5395メートル)という4つのトレッキングが予定されており、何よりも高山病が心配されたが、実際には、全くその症状が現れず、小学校の遠足程度の楽な山歩きを楽しむことができた。

 高山病にかからなかったのは、1つには日程が高所にうまく順応できるよう周到に計画されていたこと。また、昨年の東チベット旅行の際に高所順応のコツがつかめていたこと、その際の順応力が残っていたことも好結果をもたらした一因かと思う。

 とはいえ、ボリビアはやはり遠い。

 今回の旅行は日程上では、8月12日9時過ぎに岡山を出発し13日の14時頃にラパスに着くことになっているが、これはあくまで現地時刻での話だ。ラパスの14時は日本時間では14日の夜中の3時にあたるので、実質37時間かかることになる。このうち、約30時間を機内ですごした。

 帰りの日程も同様であった。ラパスのホテルを出たのが8月21日の11時半頃。これは日本時間の8月22日午前0時半にあたる。成田〜伊丹、伊丹〜岡山の乗り継ぎに時間がかかったこともあり、岡山に戻ったのは8月23日の22時頃になった。

 所要時間が長いことにくわえて、昼と夜が正反対、季節も正反対というは体のリズムに少なからず影響を与えた。最初のうちは午後になると突然睡魔に襲われることが多かった。というのはボリビアの午後は日本の真夜中にあたるからだ。逆に、なかなか寝付かれないこともあった。日本の朝の一番目が冴えている頃に眠ろうとするためである。このほか、現地の日の入りは日本の日の出、現地の日の出が日本の日の入りとほぼ同時刻というのも興味深い。

 8月12日付けの日記で、この旅行のもう1つの楽しみとして、南半球の星と、天頂に赤々と輝く火星を眺めることにあると書いた。南半球での満天の星は、8月17日に宿泊した太陽の島と翌日宿泊したワタハタ(いずれもチチカカ湖畔)で堪能することができた。双眼鏡でいろいろな星雲を眺めることもできた。天頂付近で赤く輝く火星もまた見事だった。

 帰国後の時差の影響は今のところない。一晩たっぷり寝たら、朝6時にちゃんと目が覚めた。よく言われることだが、東回りに比べると西回りは時差の影響が少ないようだ。寝たいだけ寝て、やっと朝を迎えるというゆとりがあるためかと思う。