じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 先日の学会年次大会の時に、「なめたらあかん」というミルクキャラメルの差し入れがあった。借りている畑の隣にいるわんこに空き箱をみせたところ、ぺろぺろと舐めた。


8月12日(火)

【ちょっと思ったこと】

ボリビアは遠い/ビデオの代わりに双眼鏡を持参

 ということで、ボリビア・アンデスに向けて出発することになった。観光目的の海外旅行はこれまで12回行っているが、南アメリカの大地を踏むのは今回が初めて。これで何とか、南極以外のすべての大陸に足を下ろすことになる。

 これまで南アメリカに行きにくかったのは、旅費が高いことのほか、何と言っても時間がかかりすぎることにあった。最新の旅程表によれば、成田を19時10分発、ニューヨーク経由で、朝7時にサンパウロ着とある。日本時間なら一晩の旅で済むのだが、サンパウロと日本との時差は12時間。つまり、実質的には24時間も飛行機に乗らなければならない。ボリビアの首都ラパスにはそこから4時間と書かれてある。しかしこれも時差があるので実際には5時間。

 このほか、サンパウロでの待ち合わせ、さらには岡山から成田への移動と待ち合わせがある。要するに朝10時に岡山を出て、ラパスに着くのは翌々日の深夜2時過ぎとなる。エコノミー症候群と時差ぼけで体調を崩しそう。




 ラパスの標高は3632メートルというから富士山やチベットのラサとほぼ同じ。高地への順応には多少は自信があるが、いきなりこんな所に到着してからだが慣れるかどうか心配だ。

 今回の旅行では4回のトレッキングが計画されている。1回目は4800メートル、2回目は有名なチチカカ湖の太陽の島トレッキング、3回目は、コンドリリ湖4660メートル、そして4回目が5395メートルのチャカルタヤ峰登頂となっている。これまで、キリマンジャロとインドヒマラヤで5000メートル以上を体験したことがあるが、どちらも30歳未満の頃だ。どっちにしても、年齢的に言って、高所トレッキングは今度が最後になるかもしれない。




 この旅行のもう1つの楽しみは、こうした高所で、南半球の星と、天頂に赤々と輝く火星を眺めることである。当初持参する予定だったビデオカメラに代えて、大型の双眼鏡を1つ持って行くことにした。出発当初、日本時間の14日2時20分には月齢16.5の月と火星との接近がある。これは機上から見られそう。そしれ旅行の後半になるにつれ月明かりの影響も少なくなっていく。体調が悪ければ山登りはパスしても悔いないが、満天の星だけはぜひ眺めたいものである。




すっかり秋?

 8月12日に日本列島を前線が南下し、一時的に大陸からの高気圧に覆われるようになった。このところずっとエアコンを25度に設定して寝ていたのだが、13日は窓を開け放しているだけで十分涼しく、明け方は寒いくらいになった。13日6時の気温は22.1度であるという。熱帯夜とはよく言ったもので、25度を下回るかどうかによってずいぶんと感じ方が変わるものだ。