じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] アパート北側の百合の花がいっせいに咲き出した。タカサゴユリ(タイワンユリ、ホソバテッポウユリ)ではないかと思う。この近辺では、お盆に咲く花として、玄関先で大事に育てている家もあった。


8月11日(月)

【ちょっと思ったこと】

指定日以外にゴミを捨てる人 [今日の写真]

 農学部農場北側のゴミ収集場所の定点観測その後。左の写真は、8月8日(金)の早朝に撮影したもの。収集日は木曜日と月曜日なので、このゴミは丸三日間ここに放置されることになる。

 指定日以外になぜゴミを捨てに来るのか理解に苦しむところだが、犯人はどうやら特定人物に限られているようだ。そして、その1個のゴミ袋が置かれることによって、次々と便乗犯が出てくる。

 もし住民や環境への迷惑を何も考えない人であるなら、所構わずゴミを撒き散らすはず。指定日のルールを守っていないとはいえ、収集場所まで運んでくるというからには、その人独自の「倫理観」があるに違いない。

[今日の写真]  ところでさいきん、この定点観測地点のすぐ近くの収集場所が、右写真のような「金網小屋」型にリフォームされた。金網の扉を閉めておけば、収集日以外にゴミを持ち込む人はおるまい、という考えのようだが、これってどうだろうか。収集日をちゃんと守らない人だったら、扉の外側に放置するだけではないだろうか。

 「金網小屋型」のもう1つのメリットは、カラスや野良猫に生ゴミを食い荒らされるのを防ぐことだろう。もっとも、朝の数時間以内で収集が終わるのであれば、東京・世田谷で見かけるように、ゴミの山全体に網をかぶせるだけでも済みそうな気がする。
【思ったこと】
_30811(月)[教育]自己管理指導のできる栄養教諭が必要

 NHKの朝7時台のニュースで「栄養教諭」の問題が取り上げられていた。こちらの報告で提唱された「栄養教諭(仮称)」について中教審が意見をとりまとめたというような内容であったが、詳しい情報は得られなかった。

 こちらの報告をもう一度見ると、栄養教諭(仮称)の職務としては
  1. 食に関する指導
    • 児童生徒への個別的な相談指導
    • 児童生徒への教科・特別活動等における教育指導
    • 食に関する教育指導の連携・調整
  2. 学校給食の管理
といった内容が含まれており、従来の「栄養士」に比べて、生徒個々人が自律的に栄養管理ができるよう、教育を重視した改革をめざすものとなっているようだ。

 報告書には、
最近の児童生徒の食生活をめぐる状況を踏まえ、生活習慣病の予防等の観点から栄養教諭(仮称)が健康教育の一環として個別に食に関する指導を行うことが有効と考えられる。

 特に、偏食傾向や肥満傾向、食物アレルギーのある児童生徒等に対し、個別的な相談指導が必要とされるケースが増加しており、栄養教諭(仮称)は、その専門性を生かしたきめ細かな指導・助言を行うこと、いわば食生活のカウンセラーとしての役割が期待される。
といった記述がある。これが実現すればまことに結構なことだと思う。

 私が気になるのは、「食に関する指導」がどのような形で行われるかということだ。ただ単に、「これを食べなさい、これは食べ過ぎないようにしましょう」と呼びかけるだけでは食習慣は決して変わらない。生徒個々人が自己管理、あるいはパフォーマンスマネジメントを遂行できるような、行動面でのサポートが求められるのである。そのためには自己流や経験に基づくだけの指導ではダメであり、マネジメントの原理と技法をちゃんを習得してもらう必要がある。ここで別段、行動分析を取り入れよと強調するつもりはないが、とにかく、知識的な指導だけでは不十分であることははっきりしている。栄養教諭養成のカリキュラム策定にあたっては、自己管理を円滑に行うために必要な心理学関係の授業をきっちり取り入れてほしいものである。