じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
早朝の散歩時、羽化したばかりのセミが道路を這っていた。木の枝から落ちたか、鳥の攻撃にあったらしい。可哀想に思い、ベランダの椰子の葉につけてやった。図鑑によれば、(アブラゼミの場合)枯れ枝にうみつけられた卵は翌年6月頃かえり、地面に落ちる。その後、幼虫は木の汁を吸って育ち、7年目の夏に地上に出てきて羽化するという。セミの「生」の本質は地上に出るまでの7年間にあり、羽化したからだにはもはや個体を長期間保持する機能がない。「セミの抜け殻」とよく言うが、あれは「セミの亡骸」かもしれぬ。 |
【ちょっと思ったこと】
「ベッカムは_____選手だ。」というクイズ問題 夕食時、妻が珍しく、紙にクイズ問題を書いて持ってきた。その問題とは 「私はサッカーが嫌いだが、ベッカムだけは好きだ」 昼に視た番組からということだったが、その番組の出演者は誰も答えられなかったという。 私と息子の答えは、 「ベッカムは、サッカー嫌いの私が好きな唯一の選手だ」 というもので全く同じ。たぶんこれでエエんじゃないかと思う。娘はいったん 「ベッカムは、私に好かれているサッカー選手だ」と答えかけたが、すぐに 「ベッカムは、サッカーが嫌いな私にも好かれているサッカー選手だ」と訂正した。 もっともこういう問題を突然出されると確かに戸惑ってしまう。主語と述語がまるっきり違う上に、下の文には「選手だ」という余計な言葉が入っている。英語の書き換え問題などにも同様の難しさがある。 翌朝もう一度考えてみたが、「私はサッカーが嫌いだが、ベッカムだけは好きだ」という文は、ベッカムが引退してタレントになっても通用する(但し、ベッカムはサッカー選手であったという知識が無いと何の意味かよく分からない)。いっぽう書き換え後の文は、ベッカムが現役選手の時しか通用しないので、厳密には同一とは言えない。 梅雨が中休みになるとはい出てくるもの 北からの高気圧が張り出し、岡山では久しぶりに晴れのよい天気となった。この日は夕刻に会議があり、一般教育棟キャンパスに歩いていったのだが、生協食堂前では、5〜6名の男たち、自転車を利用する学生にしきりに話しかけていた。彼らの持ち物や、2人1組での行動からみて、彼らは間違いなくカルト宗教団体の偽装サークルである。だいいち、一般のサークルがこんな時期に勧誘などやるはずないじゃないか。 このメンバーは、晴れの日の午後には毎日のように出没している。会議に行く時に見かけ、2時間以上経った会議終了後にもまだうろついていたので、相当長時間にわたって勧誘を続けているのだろう。最近では新顔も目立つようになった。 大学でもことあるごとに注意を呼びかけているのだが、やはり犠牲者は皆無とはいえない。執拗な勧誘に心当たりのある人は、速やかに学生生活課、学生生活委員、クラス担任などに相談してほしい。 |