じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 一重咲きの松葉ボタン。子供の頃に育てたことがあり、この花を見るだけで、その頃の楽しかった夏休みが思い出される。ポーチュラカ(花スベリヒユ)に比べると地味だが、種で増やせるところがいい。


7月4日(金)

【ちょっと思ったこと】

雲と雨の違い

 7月5日のNHK6時台の気象情報で、雲と雨はどう違うかという説明をやっていた。それによれば、
  • 雲の粒は直径0.01〜0.02ミリ。落下速度は毎秒1〜2センチ程度。
  • 雨の粒は直径1ミリ以上。落下速度は毎秒4メートル以上。
であり、雲の粒のほうが小さくて軽いので落ちにくいという話だった(長谷川の記憶に基づく)。

 しかし、「粒が小さいから落ちにくい」とは必ずしも言えないんじゃないかなあ。ふくらんだ紙風船と、くしゃくしゃに丸めた紙風船を同じ高さから落とした場合は、ふくらんだ紙風船のほうが落ちにくいはずだ(←万有引力の法則により「真空中なら同時」と言いたいところだが、真空中では紙風船はふくらまない)。「粒が重いから速く落ちる」というのも、トートロジーになるように思う(日常用語としての「重い」を重量と考えるのか質量と考えるのかによって解釈は変わってくるが)。であるならば、雨の粒のほうがなぜ速く落ちるのかは、単純に体積や重量の違いだけでは説明できないはず。ではどう考えればいいのだろう。




中国旅行大歓迎と言うが

 7月5日朝のNHKニュースによれば、SARSの感染指定地域から解除された北京では、解除後に最初に訪れた団体観光客500人が人民大会堂に招かれ、豪華料理や伝統芸能披露など国賓並みの待遇を受けたという。この歓迎キャンペーンは、団体客に限り先着1500名まで対象になるという。

 同じ7月5日の新聞広告では、某旅行社が「がんばれ中国キャンペーン第1弾」として、夏休み、お盆、週末どの設定日に行っても3万9800円均一(2泊3日の場合は食事つき、3泊4日の場合は5000円増しで延泊日の昼・夕食別)なるパッケージツアーを売り出していた。

 もっとも、これまでのところ、中国辺境地区への旅行は復活のきざしが見えていないようだ。8月の学会年次大会後に予定していた海外旅行の催行が危うくなってきたため、先週来、いくつかの旅行会社のWebサイトを通じて代替のコースの検索を開始したところであるが、現時点では、チベット方面への旅行は、そもそも旅行会社のほうで募集・準備活動を再開していないような印象があった。最も熱心なはずのK社なども「これからお申し込みを受け付けるところです」程度の返事だった。今年の夏は、チベットばかりでなく、新疆ウィグルからキルギスに抜ける旅行、あるいは、モンゴル国内の旅行なども軒並み催行取りやめとなっている模様。SARSへの警戒のほか、夏のボーナス削減も大きく響いているのかもしれない。