じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 昼顔。朝顔の劣らぬ咲きぶり。


6月27日(金)

【ちょっと思ったこと】

傘と自転車

[写真]  6月10日の梅雨入り宣言以来、岡山では6月21日を除いて毎日一度は雨が降っている。27日も 朝のうちは晴れていたが西から雨雲が押し寄せ昼前から本降りとなった。

 こういう時、傘をさしながら自転車に乗っている風景をよく見る。雨具を着ている人はおそらく1%にも満たない。山登りに使うような通気性のよい雨具ならともかく、ただの防水雨具では蒸し暑くてやってられないからだろう。

 とはいえ、片手で傘を持つとブレーキ操作が半分しかできず随分と危険になる。じっさい、私が小学生の頃は、よいこのお約束として、「傘をさしながら自転車に乗ってはいけません」と言われた。大きな事故が起こる前になんとかしなければ、と思う。

 6/22の「お互い更新日記」に書いたことがあるが、最近は全天候型自転車【2008.1.15.リンク先修正】というのがあるらしい。これだけ毎日のように雨が降るならばけっこう便利かと思う。

 もっと簡便なのが、成都で見た傘取り付け金具である。成都ではもっぱら日よけ傘として使われていたが、それなりに雨よけになると思う。手で傘を持つよりは安全ではないかと思う。前にも書いたことがあるが、こういう便利な金具が日本で普及しないのはなぜだろうか? 道路交通法で禁止されているからなのだろうか?





現代人は下を向いて歩く?

 6月27日22時台のNHKニュース10によると、最近は「猫背」の人が増えているという。ある調査では「自分の姿勢が悪い」と答えた人が51%、ほかに、若い女性に猫背が多いという調査結果もある。

 心理学が専門の渋谷昌三先生(目白大)によれば、姿勢は感情を反映し、気持ちが落ち込んでいる時は下を向くようになるという話だったが、どんなもんだろうか

 そりゃ、同じ人間であっても、気持ちが塞いでいる時は周りの景色などどうでもよくなるものだ。簡単な実験や測定をすれば、気持ちと姿勢の間に多少の相関は出てくるかもしれない。例えば、阪神が対横浜戦14連勝を遂げたあとに出てくる阪神ファンと横浜ファンの姿勢を観察すれば、多少は、顔の向きが変わっているかもしれない。

 しかし、ここで言われている「姿勢」というのは、もっと固定的なクセであって、感情と関係の無く、生活習慣によって形作られるものではないだろうか。

 ネットでいくつか検索してみたところこちらには「テレビゲームの普及などで幼いころから外で遊ばなくなり、筋力が低下してきたことが最大の原因でしょう」という推察があった。目がテンでも取り上げられたことがあったようだ。こちらではテーブルと椅子の関係が指摘されている。

 これ以外に都市空間では、上よりは下を向いて歩いた方が安全という条件づけも起こっているように思う。たまに上京した時など思うのだが、動く歩道や電車のドア位置など、足元を見ていないと迷うことが多い。

 私自身はどうかと思ったが、朝の散歩時はほぼ水平方向を眺めている。冬場はまだ星が見えているので、上を向くことのほうが多いかもしれない。