じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] サントリナ(ワタスギギク、コットンラベンダー)。6月上旬から咲き続けている。同じ時期に開花するラベンダーとの色の対比が美しい。写真奥はゴールドスティック。


6月26日(木)

【ちょっと思ったこと】

学力不足教諭の免職

 6月26日の朝日新聞記事によれば、大阪府教育委員会は25日、府立高校の数学教諭(45)を学力不足を理由に分限免職処分にした。この教諭は1983年に採用され92年から府東部の府立高校に勤務していたが、93年頃から生徒の質問を無視するなどの問題が見られるようになり、2001年には「先生の授業が分からないので何とかしてほしい」と生徒たちが校長に「直訴」したこともあったという。

 記事によれば、この教諭は教科書に載っている2次関数が解けなかったほか、今春の公立高校入試の数学問題が80点中24点しかとれず、府教委は「採用試験はきちんと合格しており、どうしてこんなに学力が落ちたのか分からない」と話しているという。

 この記事は高校教諭の「学力」不足として紹介されていたが、高校入試の数学問題ぐらいだったらこの私でも解ける。2次関数が分からないというのもあまりにも変だ。ご本人のプライバシーに関わることなのであまり突っ込んだ推測はできないが、これってどう考えても、脳・神経系の何らかの病気によるものではないだろうか。

 専門的なことは分からないが、世の中には、本人に自覚症状がなく、端から見ると「怠け者」、「不真面目」、「注意散漫」と見られてしまうような病気がいろいろ知られている。ナルコレプシーなどもその1つであるし、また、短期の記憶の貯蔵・取り出しのプロセスがうまく機能しない若年性健忘症も知られている。教諭として不適である事実は変わらないとしても、病気が原因なら分限免職処分は酷である。このあたりちゃんと調べたのだろうか。

 ちなみに、大学教員にセンター試験問題を解かせたら、専門分野に近い科目と英語と現代国語を除いて、ほぼ全員が合格点を下回ると思う。高校入試も危ういかもなあ。





朝日新聞は購読者1名減をくい止められるか?

 先月中旬の「お互い更新日記」に書いたことがあるが、我が家では、結婚した当初はしばらく「毎日」、そのあと、妻が大量の景品と3カ月無料に誘惑されて「讀賣」、その後、長崎、岡山と移り住んだ頃からはずっと「朝日」をとり続けている。ところが5月以降、配達の遅れが目立つようになってきた。

 遅れといっても、それまで5時半頃に配達されていたものが時たま6時〜6時半頃になるという程度のものであるが、早起きの私の場合は、6時までに配達されていないと朝食の時間をもてあましてしまう。そこで、アパートのドアの新聞受けの所に、最初は

●いつもご苦労さまです。遅くても6時までに配達してください。

という貼り紙をしていた。それでも時々遅れるので、だんだん乱暴になり

●6時までに配達してください!

さらに、6月25日にも6時に届いていなかったので、とうとう腹をたてて

●6時までに配達してください。改善されないようであれば他紙に替えます。

と脅し文句をつけてやった。貼り紙をしたあとドアの内側からこっそり配達の様子を伺っていたところ、6時9分に細っそりした学生風の青年がやって来て、蒼い顔でそれを読んでいた。

 翌日26日はどうかと思ったが、私が散歩に出ていた5時半すぎには配達された模様である。




 朝日新聞の場合、私のアパートの階段の入り口に、ビニールに包まれた新聞の束が配送センターから直接届けられてくる。散歩に行く時にたまに見かけるので、その時刻は、おおむね5時前後であるようだ。配達員はこの束から必要部数を抜き取ってアパート全体に配っているらしい。

 つまり、配達の遅れは純粋に配達員の怠慢にある。生活上いろいろな困難があるのだろうが、仕事は仕事としてちゃんと遂行してもらわなければ困る。

 で、実際に他紙に切り替えるかどうかなのだが、私が観察した限りでは、地元に本社のある山陽新聞以外の配達時刻は似たり寄ったりであり、あまりメリットは無さそう。「山陽」は地域情報には詳しいのだが、確か夕刊があるぶん割高であったと思う。といって夕刊を取らないと、夕刊掲載分の情報が欠落する恐れがある。ま、しばらく様子を見ることにするか(←この日記を読んで勧誘に来ても、門前払いにするので念のため)。

 このことを妻に話したら、他紙に切り替えずに6時までに確実に新聞を読む方法というのを教えてくれた。それは



 あなた、自分で配達すればいいでしょっ!

というもの。しかし、これって、公務員の兼業禁止項目にひっかかるんじゃないかなあ。