じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 台風4号が愛媛県宇和島〜広島方向に進んでいるという(5月31日7時現在)。5月に台風が上陸したのは1965年以来38年ぶり、気象庁が統計を取り始めて以後では3番目に早い記録だという。
台風接近で心配されるのが、旧・岡大事務局棟(旧・日本軍師団司令部)である。移設後、骨組みは補強されたようだが、ごらんの通りの状態。強風で倒壊する恐れはあるまいが、南側(写真手前側)から雨が吹き込むのは避けられないだろう。


5月30日(金)

【ちょっと思ったこと】

ナンバーディスプレイの落とし穴

 我が家では、昨年からずっと、電話をかけてくる相手の番号がディスプレイに表示されるサービスを利用している。非通知設定の電話は「番号通知でかけなおしてください」と自動的に応答し、つながらない。番号が通知されていても、しつこい業者からの電話は受話器をとらない。これで実質的に勧誘電話はすべて撃退している。

 番号と同時に、相手方の名前がカタカナで表示される場合もある。長電話になりがちな人から妻に電話があった時、私はその近くでわざと「いつものように、まく〜があ〜き...」(ちあきなおみ)とか「わたしバカよねえ〜」(細川たかし)という歌を歌って嫌がらせをする。相手方の苗字に「島」がつく時は「シマウマの縞は..」、「森」がつくときは「森へ行きましょう、娘さん」の歌を歌うこともある。

 これは私が家に電話する時でも同様であり、夫婦げんかをしている時は、会議で遅くなるなどと連絡を入れようとしても受話器をとってくれない。また、逆に機嫌がよい時には、「こちら、岡山県警察です」などと冗談を言う時もある。

 このように便利な機能ではあるが、とんだ恥をかくこともある。昨日、庶務係から、緊急の電話が自宅にかかってきたことがあった。授業や会議で私がずっと研究室に不在だったため、伝言を取り次ごうとしたらしい。ところが、妻は、これを私からの電話番号であると勘違いし、「はい、こちら、変態協会です!」といきなり冗談を言ってしまった。相手は一瞬絶句し、「もしもし、長谷川先生のお宅ではないのですか?」と問いただしたという。翌朝、出勤簿に押印のため庶務係に行った時には、このことは話題にされず、変な目で私を見ていた。まさか本気にされたのではあるまいなあ。




ファミコン生産中止

 各種報道によれば、任天堂は30日、ファミコンとスーパーファミコンの生産を9月で打ち切る方針を明らかにした。これまでの販売台数は、ファミコンが約6200万台、スーパーファミコンが約4900万台。

 とっくの昔に製造中止になっていたと思っていたが、中古ソフトが今でも売買されていることへの配慮から、2002年度でもファミコン6万台、スーパーファミコン1万台程度は生産されていたという。

 我が家にも、スーパーファミコンのカセットが100個ぐらいはある。すでに押入にしまい込んでいるが、いまでも本体をつなげば懐かしいゲームで遊べるはずである。もっとも、これらのカセット、確か、メモリー部分はバッテリーで保護されていたはず。FF4で蓄えた経験値やアイテム、ダンジョンマスターで育て上げた最強のキャラなどは、もはや復活できないかもしれない。

 人気ゲームの大半はすでに他のゲーム機用に移植されているというが、個々人が長時間かけて獲得したデータが移せないのでは懐かしさも半減してしまう。

 いまのファミコン世代、スーパーファミコン世代が50歳、60歳となった時には、昔の設定でもう一度遊んでみたいという気持ちが必ずおこってくると思う。目先の利益のためだけにたくさん売るばかりではなく、「懐かしむ」という観点から、個人が獲得したデータを保護、移植できる機能にも配慮してほしかったと思う。