じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 日曜日の朝、ふと外を見ると、南南西の方向からもうもうと煙が立ち上っていた。民家の火事ではこんなに煙は出ない。何かあったんだろうかと不安になったが、ローカルニュースによれば、下伊福町2丁目の化学繊維工場から出火、工場と事務所合わせて990平米が全焼し、3時間後に消し止められた。幸い、従業員1名が軽いやけどを負っただけで済んだという。黒い煙がたくさん出たのは、ポリエチレン製品などを製造しているためではないかと思う。


5月25日(日)

【ちょっと思ったこと】

ハクビシンはSARSに感染するか

 各種報道によると、中国南部の市場で食用として売られている野生動物のハクビシンとタヌキからSARS酷似ウィルスが見つかったという。タヌキはともかく、ハクビシンがSARSに感染していたということは俄には信じがたいニュースであった。
なぜなら →→→→→



魁皇と高見盛

 大相撲夏場所は、横綱朝青龍が13勝2敗、横綱になって初めての優勝を果たした(通算3度目)。

 夕方少しだけ生放送を観ていて特に印象に残ったのは、その直前の魁皇vs武双山戦と、さらに2番前の高見盛vs出島戦の対比であった。武双山も出島もこの日まで7勝7敗であり、勝ち越しがかかった一番であった。高見盛はいったん攻め込まれながらもよくこらえ、まわしをしっかりとってから寄り切りで勝つ。6勝9敗には終わったものの、最後に気合いを見せて館内をわかせた。いっぽうの魁皇は、前日とは別人のようなヨタヨタ相撲で、武双山の前によろめくように突き落とされてしまった。

 千秋楽に7勝7敗の力士の勝率が異常に高いことは以前から「八百長ではないか」とずっと問題にされてきたが、高見盛によっていったん払拭された疑惑は、魁皇のヨタヨタ相撲で再び現実味を帯びてきた。もっとも魁皇の場合は、相手が大関陥落の危機にあるということに加えて、自分自身の優勝の可能性もこの時点では残されていた。「この一番に弱い魁皇」というイメージどおりの、ありがちの敗戦であったとも言える。地力では朝青龍に優ると言われながら横綱になれない魁皇の姿は、人間的な弱さの象徴でもあり、そこから学ぶところは大きい。とはいえ、大相撲の世界ではそれらは全く通用しない。魁皇の「天性の弱点」は長く語り継がれることになるだろう。

 余談だが、安芸乃島引退と五剣山幕下陥落により、二子山部屋の関取は、なんと貴ノ浪ただ一人になる見通しとなったという。かつての井筒部屋といい、今度の二子山部屋といい、相撲界では、力士個人ばかりでなく、部屋の盛衰にも厳しい現実があるようだ。

 もう1つ、今場所は、十両以下、各段の優勝力士はすべて日本人が占めた。しかし、最高優勝の朝青龍、殊勲賞の旭鷲山、敢闘賞の旭天鵬はみなモンゴル出身力士であり、日本人力士の中から期待の星が現れてこない点は依然として変わっていないように思う。






ハクビシンはちゃんとマスクしている(=Masked Palm Civet)から。

という冗談を言えるほど、事態はよい方向には向かっていないかもなあ。

 夕食時に「特命リサーチ200XII SARS上陸!?あなたは家族を守れるのか?」という番組をたまたま視たが、要するに現時点でSARSが発症しても、頼れるのは自己免疫力・治癒力のみということらしい。家庭内で感染が疑われた場合は、患者との接近を避け、食事や水などは部屋の入り口のところに置けなどと言っていたが、病気で苦しんでいる人が布団から起き上がって自力でそれらを取りに行くというのは現実的でないように思った。