じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] ゴールドスティック(別名クラスペディア、ドラムスティック)が見頃となった。右側の建物は文学部。


5月19日(月)

【ちょっと思ったこと】

アジア系外国人に好まれる関西の観光地

 台湾からの医師が日本国内旅行後にSARS感染を確認されたことに関連して、厚生労働省は、台湾人医師日本国内行程表および接触調査の状況という詳細資料(pdfファイル)を公表した。この医師については、無神経だ、加害者だ、人間性を疑う、といった批判が浴びせられているようだが、別記事によれば、この医師は、2カ月ほど前から大学時代の後輩たちと関西方面への観光旅行を計画しており、とても楽しみにしている様子であったという。SARSさえ発生しなければ、こんなひどいことにはならず、日本でのよい思い出が作れたのにと思うとたいへん残念である。

 ところで、厚労省が公表した旅程表を見ると、私自身が訪れたことのない場所がけっこう多いことに驚く。なかには日本人にはあまり人気がなさそうな観光地も含まれているように思う。私が訪れたことの無い場所を×、一度くらいは訪れたがあまり印象の無い場所に△印をつけてみると、
  • × ユニバーサルスタジオジャパン
  • × トロッコ嵐山駅〜トロッコ亀岡駅
  • △ 天橋立
  • 姫路城
  • 小豆島(△銚子渓、寒霞渓、×寒霞渓ゴンドラ、△二十四の瞳記念像)
  • ×栗林公園
  • △鳴門(鳴門公園)
  • ×大阪城
となる。それぞれの観光地の方には申し訳ないとは思うが、×印をつけた所には特に行きたいとは思わないし、△印も、もう一度わざわざ出かけようとは思わない。日本三景は、いちおう全部訪れたことがあるが、どれもそんなに絶景であるとは思えなかった。

 もう1つ気になったのは、姫路から岡山〜瀬戸大橋〜高松というコースをたどらず、小豆島にわたっていたことである。後楽園や瀬戸大橋や倉敷は、観光地としては魅力を失ってしまったのだろうか。

 今回は感染地域から、しかも医師のモラルという点で非難を浴びることになってしまったが、アジア地域からの観光客はぜひとも暖かく迎えたいものだ。コースのほうも、
  • 日本の古い文化に触れるならば、京都、奈良、姫路あたり
  • 冬に来られるなら中国山地の温泉やスキー場
  • 近代的な日本を観るならばUSJ、明石海峡大橋、瀬戸大橋
ということになるかと思う(以上は関西地区主体)。上記のコースは、いまいちテーマ性に欠ける。日本は良かったという印象を持っていただける内容であるかどうか、疑問に思ってしまう。




今年の公開講座は「Web日記のススメ」になるかも

 今年度はいろいろな経緯から、総合情報センターの兼担教員を引き受けることになってしまった。19日に、本年度最初の研究開発室会議なるものが開催された。兼担教員は、ネットワーク管理関係、研究用計算機関係、それと教育用計算機関係の3つのワーキンググループに分かれて活動することになっているが、全くの素人である私が所属できるのは教育用計算機関係に限られている。特に希望を出すまでもなく、さいしょからそのように配属されていた。

 このWGの主な仕事の1つに、夏に行われる情報センター主催の公開講座の準備・実施というのがある。かつては大学公開講座の花形であった「コンピュータ入門」であるが、最近では、申し込みが激減し人集めに苦労しているそうだ。一番の原因は受講料が8700円と、自治体やネット企業が開催する公開講座に比べるとかなり割高になっているため。しかし、この金額は文科省により定められているため、勝手に値下げできないことになっているという。

 こうした「不人気」を解消しようと、今年度は新たにホームページの作成指導を組み入れることになったという。私がどの程度担当することになるのかは現時点では分からないが、ホームページなどというのは記念品のつもりで作っても何の意味もない。1つにはユニークな情報発信ができるかどうか、また、読み手とのあいだで、適度の交流ができるようになることが重要ではないかと思う。

 そうなってくると、一番の動機づけはWeb日記を公開することであろう。次回の会議ではこのあたりを提案してみたいと思っているのだが、果たして受け入れられるだろうか。もし実現し私が担当することになった場合は、日記才人などに登録されている生活系日記の紹介、執筆行動の変化、相互交流のしくみなどについても説明したいと思っている。