じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 赤花夕化粧。雑草の中でたくましく咲いている。2001年6月7日の日記で、この花の白花種の写真を掲載した。しかし、その後、白花は一度も見かけていない。


5月11日(日)

【ちょっと思ったこと】

「スピード違反取締」の暴走

 5/11の朝日新聞記事によれば、石川県警小松署が制限速度60キロの国道を50キロであると勘違いし、レーダー取り締まりをしていたことが10日わかった。

 記事によれば、この道路は2001年5月に制限速度が50キロから60キロに変更されたが、警察は時速50キロを基準に37人に反則切符を切った。その後、会社員からの指摘でこの誤りに気づき、全員から切符を回収、反則金や行政処分のない口頭指導に変更したという(←おそらく、全員60キロオーバーだったため、謝罪対象にはならなかったものと思われる)。

 記事によれば、この勘違い取り締まりは5月1日と6日に国道360号線で行われた。2日間で37人の摘発ということなので、反則金「収入」自体はそれほど悪いものではない。しかし本来の目的である事故防止に貢献しているのかどうかとなるとはなはだ疑問だ。

 確かに、交通事故の多くがスピート出し過ぎを原因としていることは否めない。しかし、そのことと、レーダーによる取り締まりをすれば「スピード違反を原因とした事故」が防止できるかどうかは別の議論である。

 スピード違反取り締まりの現場というのは、たいがい、交通量があまり多くなく、違反車が急に停止させられても事故を誘発しにくいような安全な場所で行われている。以前、非常勤講師先からの帰りにあやうく取り締まりにひっかかりそうになったことがあったが(←対向車からの合図で直前に減速したためセーフ)、その道路などは旭川沿いの見通しのよい直線路であって60キロ程度で走っても何ら事故につながる危険はなさそうに見えた。ところが実際には40キロ制限となっているので、形式上の違反はいくらでも出てくる。反則金のドル箱と言えるだろう。

 いちばんの問題点は、「制限速度さえ守らせれば事故防止につながる」という安直な論理で取り締まりが正当化されていることだ。しかし、本当の事故は、場所と文脈(交通量、天候、夜間など...)に合わせた安全速度を守ろうとせず、明らかに危険な場所で無理なスピードを出すことによって起こるのである。そういう危険行為はむしろ、道路全線でのビデオカメラ監視と覆面パトの連携によって摘発されるべきである。制限速度が50キロから60キロに変更されても事故が増えないような場所で、形式的な違反をいくら摘発しても防げるものではない。警察への反感をまねくだけだろう。

 念のため言っておくが、私個人は、これまでスピード違反で摘発をされたことは一度も無い。無事故無違反と言いたいところだが、「交差点左折時に横断者がいたのに一旦停止を怠った」という違反で一度だけ反則金をとられたことがあるので、残念ながら無事故一違反となっている。




岡山で一番美味い(←じぶん比)ラーメン屋

 雨の中、30分ほど車を走らせて某ラーメン屋さんに久しぶりに行ってみた(国道2号線沿い、東岡山近く)。

 この店のスゴイところは、一杯500円のラーメンと100円のライスだけで勝負していること。大盛りすらない。この日も、黙ってカウンターで座っているうちに、ちゃんとラーメンが出てきた。美味しさの特徴は、油ひとつ浮いていないスープにある。さっぱりしていて、それでいてコクがある。ラーメンの好みは人それぞれであり、同じ人でも時折変わるものではあるが、私が岡山で一番美味しいと思うのは、やはりこの店だ。