じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
| 宿根亜麻。園芸書にはヨーロッパ原産と書かれてあるが、東チベットのゴンパでも同じ花を見かけた。こちらの1番の花参照。 |
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【ちょっと思ったこと】
都道府県の知名度 各種報道によれば、帝国書院は全国の小学校140校の協力を得て、小4から小6までの計1万2000人を対象に、都道府県の知名度の調査を行った。都道府県境のみが書かれた白地図に名前を記入させるというもの。 その結果、正しく答えられたベスト3は、北海道、沖縄、青森。ワースト3は、福井、山梨、島根であったという。 調査では、名前の取り違えのランキングも公表された。そのワースト3は、「岩手を秋田」、「島根を鳥取」、「佐賀を長崎」であったという。なっなんと、私の住んでいる岡山を広島と取り違えるケースも第8位(30.6%)にランクされていた。 記事の中で若干気になったのだが、「岩手を秋田」、「島根を鳥取」などと間違えた人は、「秋田を岩手」、「鳥取を島根」というふうには取り違えなかったのだろうか。ちなみに、以前、鳥取県の大山で国体が開かれた時には、来賓が「地元島根県の皆さん」に御礼申し上げたりして苦笑されたことがあった。この場合は「鳥取を島根」に取り違えたことになる。 今回の調査は小学校高学年が対象であるというが、仕事上の必要、もしくは旅行好きを除けば、大人でもけっこう同じ比率で間違えるのではないだろうか。けっきょくのところ、すべての都道府県名など丸暗記させても無駄だ。実際に旅行すれば自然と覚えるものだ。 夏休みの海外旅行先、20分で決める 1999年8月に皆既日食(イラン)を見物に行ったのをきっかけに、子育て開始後ずっと自粛していた辺境orトレッキングツアーを四半世紀ぶりに再開。以後、カラコルムハイウェイ(パキスタン〜中国、2000年)、オーロラ見物とカナディアンロッキー(2001年写真未整理)、チベット東部(カム・アムド・黄河源流域)(2002年)と毎年夏休みにどこかを訪れることにしている。乗り物嫌いの妻は決して一緒に行こうとはしないが、最近では「保険さえかけてくれたらどこへ行ってもいいわよ」と寛大になった。8月は仕事の上でも堂々と休みがとれる時期でもある。 昨年来、次の旅行先として考えていたのは、青蔵公路(西寧〜ラサ)、雲の列車(アルゼンチン〜チリ)、アイスランド、カムチャッカ半島、モンゴル西部トレッキング、...といった辺りであったが、今年は8月3日〜5日に岡山で学会年次大会を開催すること、それとSARSの不安などもあって、消去法により候補地はあっさりと3箇所程度に絞られた。その中には以前から一度は行きたいと思っていた場所が含まれていたので、20分程度迷った末にあっさり決定。さっそく仮申込みの手続をとった。 「負けずに世界に出かけていきます」というパンフレットを送ってきた勇ましい旅行会社もあったが、この夏に限っては、SARS感染地域は遠慮した。確かに、SARSで死亡する確率に比べれば、交通事故や飛行機事故、あるいはウィルス性の肝炎やインフルエンザで死亡する確率のほうが遙かに高いとは思う。しかし、私の場合、「渡航の是非を検討し、不要不急の渡航は延期を勧める」という情報が出されている地域に渡航許可が出るとは思えないし、そういう場所で万が一感染して入院ということにでもなると言い訳が立たない。 次に、学会の日程に重なることから、アルゼンチン〜チリは見送りに。カムチャッカ半島のほか、サハリンやシベリア山岳地帯のトレッキングの案内もあったが、こちらは来年以降にもっと多様なコースが開拓されるのではないかと思う。 ということで、夏休みの旅行は、アイスランド一周ということに決定した。 アイスランドの魅力は火山と氷河にあるが、個人的には、ベルヌの冒険小説『地底探検』のスタート地点として、子供の時から一度は行ってみたい場所の1つに挙げていた。フィクションとはいえ、アイスランドはまさに切り裂かれる大西洋からマグマが吹き上がってできたような島である。地底と最もつながりの深い島であると言えよう。8月中旬以降の出発となるため月明かりの影響もなく、ひょっとするとオーロラも眺められるかもしれない。 なお、今回3社から届いた案内の中で、最後まで対立候補にのぼったのが、新企画のスウェーデン最高峰登山〜ノルウェイ国境越えのコースであった。いずれ機会があればチャレンジしてみたい。 |