じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 岡大の東西通りのハナミズキが一斉に花を開き始めた。この花は晴れた日よりも曇りの日のほうが写真写りがよい。


4月20日(日)

【ちょっと思ったこと】

岡山のビックリ制服

 夕食時にNHK「お宝映像クイズ見ればナットク」を視た。岡山県玉野市倉敷市児島の某銀行が、岡山の地域性を活かしたデザインの制服を銀行員に着用させたことがある、それはどんな制服か?という問題があった。私は、イ草を編んで作ったワンピースだろうと答えたが不正解。妻の答えた「学生服」が正解であった。

 ちなみに岡山県は全国の学生服の70%を生産しているとか。妻によれば、公立小学校で未だに制服(基準服)が残されているのも、地場産業に配慮しているためらしい。

 ということであれば、このさい、岡山大学でも学生服の着用を義務づけて地域性を活かしてみたらどうだろうか。といっても今どき、応援団を除けば学生服を着てくる学生は一人も居ない。ならばいっそのこと、
岡大の教職員は全員、男性は詰め襟学生服、女性はセーラー服で出勤するというのを中期計画に掲げてみたらどうらどうか。




紙芝居の客寄せ法と「生活の音」

 上記と同じNHK「お宝映像クイズ見ればナットク」のクイズの中で、紙芝居師はどうやって子供達を寄せ集めるかという問題が出た。私のような古い人間には、そんなことは常識。ところが正解者は、朝丘雪路さんなど年配のタレント3名に限られていた。とうとうそんなことがクイズで出題される時代になったのかと思うと、少々空しくなる。

 もっとも、私自身が本物の紙芝居を見かけたのは小学校低学年の頃までだった。あの頃はまだ車も少なく、色々な「生活の音」が聞かれた。クイズに出された紙芝居は「カチカチ」という拍子木。毎朝聞かれたのは牛乳配達の自転車のコトコトという瓶のぶつかる音。「あっさりー、しんじみー」というような貝売りのおじさん。チリンチリンというのはゴミ回収。夕方になると豆腐屋のラッパの音が鳴り響いた。

 それに比べると、今の世の中、趣のある街の音はちっとも聞かれない。「毎度お騒がせいたします」というちり紙交換の間の抜けた音声。最近では「テレビ、ラジカセ、...無料回収します」、「バイク引き取ります」なども。このほか、「本日は5倍ポイントセール」もヤカマシイ。いっそのこと、拡声器を使った宣伝を全面的に禁止し、商売をする人たちはラッパや鈴、右翼の街宣車なども車から降りて地声で軍歌を合唱しながら歩道を練り歩くようになれば、ふたたび生活の音が蘇ってくるように思う。そういう特区があってもよいのではないかなあ。



オバQの1回目/巨人の星はどこにあるか/アメリカのアニメはハッピーエンド?

 この日はもう1つ、「史上最強…豪華拡大懐かしの名曲&アニメ名場面100」という番組も少しだけ視た。この種の番組はタイトルのわりにはマンネリ化していて、息子などは「こんなもんは2カ月に一度は視られる」などとバカにしてさっさと部屋に籠もってしまった。

 そんななか、私にとって初めてだったのは、「おバケのQ太郎」の第1回目で、Q太郎が卵から出てくるシーン。それから、巨人の星が「こいぬ座」のプロキオン(太陽系から16番目に近い恒星?)という説は初耳だった(←巨人なのだからオリオン座でもよかろう思ったが、そういや昔、オリオンズという球団が別にあった)。星一徹が「あれが巨人の星だ!」と指さす星座が「こいぬ座」そっくりだというのが根拠のようだが、であるならば、季節は12月から5月頃であるはず。どっかに単行本があったはずなので、今度確かめてみたいと思う。

 私は一度も視ていないし原作も読んだことがなかったが「フランダースの犬」というのは最後は主人公が死ぬ話だったのか。しかし、妻によるとアメリカ版のフランダースはハッピーエンドになるという。妻の説では、アメリカで作られる子供向けアニメでは主人公は絶対に死なないことになっているという。どこから仕入れてきた話なのだろうか。マッチ売りの少女もハッピーエンドに描かれるのかなあ。