じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 実験室前のピンク色の桃の花が満開となった。実生の苗を植え替えたもの。


4月3日(木)

【ちょっと思ったこと】

ハウステンボスと大学の広さ

 昨日に引き続き、ハウステンボスの話題。今回は、義父母と妻と私の4人で訪れたわけだが、敷地があまりにも広く、みな足が痛い痛いと言っていた。2日目に全員がパスカードを購入した一番の理由は、歩くのが面倒となり、バスや運河を通る船などを乗り放題で利用するためであった。

[写真]  そこでどのくらい広いのか、いくつかの大学の敷地面積と比較してみた。私が勤めている岡大の津島キャンパスと比較するとほぼ2倍。但し、その裏山にあたる半田山の面積を含めるとそちらの合計のほうがいくぶん広くなる。

 キャンパスが広いと言われる大学の中では、やはり広島大の東広島キャンパスが群を抜いていた。東大の本郷の面積が狭いのに意外と広く感じるのは、立派な建物とうっそうと茂った森に囲まれているためだろうか。




NHKアナウンサーとニュースの重み

 朝6時台のNHKニュース番組を柿沼アナウンサーが担当するようになった。柿沼氏は、1年前まで福祉番組「にんげんゆうゆう」を担当されており、誠実で思いやりのある人格者であるように刷り込まれてしまった。そのせいもあるのだろうか、柿沼氏がニュースを伝えだけで信憑性が増すような印象がある。

 同じニュース担当でも、7時台の三宅アナウンサーのほうは、「昼どき日本列島」で突撃インタビューをやっていた時のドジや悪のりが記憶に残っているせいか、ニュースを担当された半年ほどは、語られる内容が何となくウソっぽく聞こえてしまった。(じつは柿沼氏もかつてお昼の突撃インタビューをやっていた時代があり、久住の山小屋を紹介した時のビデオが私の手元に残っているが、長年にわたる「にんげんゆうゆう」の効果のほうが遙かに大きい)。

 文字情報だけの新聞記事と違って、アナウンサーの顔によって受け止める印象が変わってくるのは私だけだろうか。





庭先でできる風力発電

 同じく朝6時台の「情報ボックス」で、2002年度1年間の中から特に反響の大きかった話題の再放送をしていた。今回は、社員4人のベンチャー企業(福島県)が開発した小型風力発電装置。70万円ほどの費用で庭先に取り付けることができ、最大4KWほどの発電ができるとか。

 従来、この種の発電機は、軸の中心部にコイル、外側に磁石が付けられており、風力によって中心部のコイルが回る仕組みになっていたが、この企業では、コイルよりも軽量である外側の磁石のほうを回転させ効率的な発電ができるように改良した。また、風が強くなりすぎた時には、尾翼が折れ曲がり、プロペラが回りすぎないようにも工夫されているという。

 イラク戦争の様子を見ていても思うのだが、人間は石油をあまりにも身勝手に使いすぎている。少なくとも日本のような資源の乏しい国は、一刻も早く石油依存から脱却しなければならない。コスト、中東との貿易など別の問題もあるだろうが、環境にやさしいエネルギー確保のために、風力、太陽、潮汐、波、地熱などをぜひ活用したいものだ。