じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[写真]  JR京浜東北線車内で路線図を見たところ、東京モノレール(浜松町〜羽田空港)の路線が、他の路線と同じように太線で示されていることに気づいた。JR車内路線図では、私鉄や地下鉄は細い補助線程度で表示されるはずなのに、おかしいなあ、いつからJR羽田空港線になったのだろうかと疑問に思ったが、あるいは、Suica(Super Urban Intelligent CArd)の利用拡大などに対応させたものかもしれない。

 羽田からは、京急で品川や地下鉄乗り入れ路線に向かう方法と、東京モノレール経由で浜松町に向かう2つのルートが一般的であるが、後者は以前よりずいぶん便利になったと感じた。
  • 羽田で2000円の「モノレール&都区内フリーきっぷ」を買うと、羽田〜浜松町往復に加えて、2日間JRの都区内が乗り放題となる。つまり2000円−(モノレール往復470円×2=940円)=1060円分の料金で、都区内フリー乗車券2日分1460円よりはるか安くなるし、いちいち切符購入の手間が省けてたいへん便利だ。発売期間が3/30までとなっているのが気になるが延長されるのだろうか。
  • 京浜東北線の快速が浜松町停車となったのも、たいへん便利だ。


 JR東日本と東京モノレールがなぜこのように連携したのかはよく分からないが、1つの可能性として、京急羽田線を利用した場合は、そのまま地下鉄に直通で連絡しているためJRに乗り換えなくても都心各地に行くことが十分できる。つまり、JRとしては、京急よりモノレール利用者の利便をはかることのほうが得策という判断がはたらいた可能性がある。

3/8追記]お互いを更新する掲示板にて、うようよさんより東京モノレール株式がJR東日本・日立製作所に譲渡されていたという情報をいただいた。えっ? そんなこと全く知りませんでした。なるほど、それなら、路線図が太線になってもおかしくない。もっとも、経営権が譲渡されても、JRの支線化ということにはならないだろうから、やはり料金体系は別モノなんでしょうなあ。


3月7日(金)

【思ったこと】
_30307(金)[一般]江戸東京博物館

   3/7は朝から雨が強く降り、上京した時にはたいがい立ち寄る神田古本屋街をあきらめ、江戸東京博物館の常設展と「江戸東京〈もの〉がたり―江戸東京博物館特別収蔵品展―」展 を見学してきた。

 時間が限られていてゆっくり眺めることはできなかったが、江戸から明治維新、関東大震災、大空襲を経た人々の暮らしや街並みの変化がよくわかった。印象に残った点を記すと
  • 「幕末 愛宕山から見た江戸のパノラマ写真」:今の街並みよりはるかに整然としていた。ああいう世界に一度でいいから行ってみたいものだ。
  • 江戸城の入口でこうもり傘をさして警備している写真:雨が降っていないのになぜこうもり傘をさしているのか、特に説明はなかった。また、写真を見る限り、建物の屋根瓦がくずれ雑草が生えているなど、お城の門でありながらあまり整備されていない感じがした。財政難の証拠か。
  • 関東大震災のコーナーに、朝鮮人虐殺を描いた絵と、一箇所に収容された朝鮮人たちの写真があった。こういう事実を隠さずに展示しているのはよいことだと思った。


[写真] [写真]  江戸東京〈もの〉がたり展のほうは、時間の関係で駆け足でめぐることになったが、江戸時代の生活用品よりはむしろ、私が子どもの頃にごく普通に使われていた買い物カゴ、箒やはたき、ローラーを回して水分をとる電気洗濯機、モノクロテレビなどを懐かしく拝見した。あそこに展示されているようなものだったら、私のところにもまだかなり残っている。大事に保管しておけばそのうちああいう展示品に加えられるのだろうか、そのうち、寄附を申し出たいと思う。

 ちなみに、このページを印刷して持って行くと100円程度の割引になるという。私自身は予定外に訪れたためこの特典を受けられなかったが、もし本日以降に行かれる方はプリントをお勧めしたい。このほか入館無料デーも企画されているようだが、混雑で入場制限ということはおこらないのだろうか。