じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[写真] 成田〜福岡便(1/6搭乗)の機上からの景色の続き。今回は瀬戸大橋。




2月25日(水)

【ちょっと思ったこと】

入試出題ミスへの妥当な対処法

 2/25は国立大学の個別学力試験(前期日程等)が行われた。この時期にしばしば耳にするのが、出題ミスのニュースである。2/26朝のローカルニュースでもさっそく、近隣の大学で物理の問題が解答不能であったことが報じられた。

 こういうミスが起こった時はたいがい副学長あたりが謝罪をした上で、「当該の問題は全員正解とする」という形で処理されるようだが、私は、これは妥当な対処法であるとは思わない。

 仮に、第1問から第4問まで4つの問題が出題され(各25点)、第4問が出題ミスにより全員正解扱いにされたとする。その時、
  • Aさんは、第1問から順番に第3問まで正解した時点で時間切れとなった。この場合、出題ミスが無ければ75点だが、第4問に全員正解の措置がとられたため100点になった。
  • Bさんは、第4問が得意ジャンルだったので先に着手。ところが(出題ミスのため)どうしても解法が見出せず時間をとられ、結果的に第1問から第3問のうち2問しか解くことができなかった。この場合、もし出題ミスがなければ第4問を短時間で正解し、残りの3問もすべて時間内に解けて100点を取れた可能性がある。第4問に全員正解の措置がとられてもBさんは50点が75点に増やすことしかできない。
 「全員正解」というと一見公平であるように見えるが、じつは総合得点の順位を逆転させる恐れがある。これによって、本来合格となる受験生が、僅差で不合格にされてしまう恐れがあるのだ。

 ではどうすればよいか。不公平を最小限にくい止める方法は、合格者の数を2割程度増やし、「もし出題ミスが無かったら順位が上がっていたかもしれない」可能性のある受験生が不利にならない状況を作ることだろう。入試というのは合格か不合格かがすべてであり、ボーダーラインより上位の集団の中での順位などは言えばどうでもよいことなのである。極端な話、全問に出題ミスがあったとしても全員を合格させるならば誰からも文句は出ない。もちろん、入学者が増えれば設備不足や教員不足という別の問題が生じるが、これは、人件費削減などで対応していくしかあるまい。

 ついでながら、少し前に、某私立大で、数学の試験を2分ほど早めに終了させるという実施ミスがあった。大学側は、下書用紙(計算用紙)の記入内容を含めて適正に採点する方針をとったということだが、これもおかしい。下書用紙をどう使うかは受験生の任意である。問題用紙にメモを書いても、暗算で解いても構わないはずだ。このケースでも、1問程度の得点差が順位変動に与える範囲を推定し、合格者を増やして対応する以外に妥当な方法は無かろうと思う。




「ロード・オブ・ザ・リング」は面倒だ

 職員の福利厚生事業の一環として、毎年、映画鑑賞券が1枚程度、希望者に配布されることになっている。とりあえず1枚分を受け取ったのだが、その使用期限が2月末に迫っている。

 先日、妻に相談したところ、妻1名分は私費負担にして、一緒に「ロード・オブ・ザ・リング」という映画を観に行こうということになった。この映画、Web日記などでもたまに話題にされているが、私は全く内容を知らない。今回関心をもった最大の理由は、タスマニアトレッキングの際にガイドのブライアン氏がたびたび、ここは「ロード・オブ・ザ・リングの○○のシーンにそっくりだろ」と言及したためである。ストーリーには関心が無いが、原生林のシーンがあるならぜひ大スクリーンで眺めてみたいものだと思った。

 ところが、息子が、この映画は、すでに公開された前編?を観ておかないと何のことかワカランぞと行ってきた。やむをえず、日曜日夜に近くのレンタルビデオ屋に行ってみたがすべて貸し出し中、翌日の昼に妻がやっと借り出してきたが、なんと2本組ではないか。2月末と言えば、30枚程度の原稿締切に加えて、期末試験の採点、共著査読論文、自己評価文書、その他、いろいろな協議事項への対応が山積している。このクソ忙しい時期に、これを全部観てからでないと映画館に行かれないというのは、まことに面倒なことだ。

 で、25日の夜、夕食時に一部だけでも観ようと思ったところ、ビデオデッキの前に、
ビデオをみようとする人はやめろ。私が ろくが予約してるんじゃ。夢をこわすな。やめてやめて
という貼り紙があった。塾に通っている某娘によるものらしい。当初、27日に年休をとって、映画鑑賞と確定申告に行く予定だったのだが、2本組を見終えるためには徹夜するしかない。ああ、面倒やなあ。