じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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サーバーの容量事情により、写真ファイルはこちらに移しました。 タスマニアの続き。クレイドル山からセントクレア湖に向かうコースの終着点の近くに、一人ずつでないと渡れない吊り橋がある。我々の場合にはここを通ることで、人間の世界に戻る。逆コースを歩いた伊達公子さん(NHK・BS放送)の場合には、ここを通って原生林の世界に入る。2つの世界をつなぐ象徴的な橋であるように見えた。


1月26日(日)

【ちょっと思ったこと】

カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ、アルタンガダス・フチットバートル、トゥサグリア・レヴァン、バダルチ・ダシニャム、ドルゴルスレン・ダグワドルジ

 ネットが繋がらないこともあって、日曜午後は相撲中継を見ながら、書類の整理をして過ごした。TVのスイッチを入れてしばらくすると、各段の優勝決定戦が始まった。

 まずは時天空が豪快な足技で優勝を決めた。時天空は、何と、初土俵以来21連勝を続けているとか。続いて幕下の決定戦。こちらは7力士が6勝1敗で並んだため、抽選で1力士が不戦勝、残り6力士で準々決勝を行い、さらに4力士で準決勝、最後に決勝となった。物言いがつくなどきわどい勝負もあったが、最終的に黒海が優勝した。また十両では、優勝決定戦により朝赤龍が優勝を決めた。

 それにしても、カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ、アルタンガダス・フチットバートル、トゥサグリア・レヴァン、バダルチ・ダシニャム、ドルゴルスレン・ダグワドルジ、という名前を聞いた人は何を想像するだろうか。最後の「ドルゴルスレン」のところでやっと、これは大相撲の外国人力士の本名だと気づくかもしれないが、なんと、序二段優勝の鬪鵬を除き、各段優勝者(加えて、敢闘賞の春日王)が全員外国人というのだから驚きだ。

 上記の本名は、夜になってから相撲協会サイトで確認したものである。備忘録を兼ねて整理しておくと...
  • 序ノ口優勝:琴欧州(カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ) /ブルガリア・ベリコタロノボ出身
  • 序二段優勝:鬪鵬(甘利 聡司)/兵庫県尼崎市出身
  • 三段目優勝:時天空(アルタンガダス・フチットバートル) /モンゴル・ウランバートル出身
  • 幕下優勝:黒海(トゥサグリア・レヴァン)/グルジア・タビリシ出身
  • 十両優勝:朝赤龍(バダルチ・ダシニャム)/モンゴル・ウランバートル出身
  • 幕内最高優勝:朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ)/モンゴル・ウランバートル出身
となっている。

 貴乃花が引退し日本人横綱が姿を消したのは寂しいことではあるが、このような国際化はたいへん結構なことだと思う。特に最近話題のモンゴル出身力士は、体の大きさではなく、技の鋭さや足腰の強さで勝っている。大型力士が多いなかで、相撲本来の面白さを復活させてくれているのは、こういう力士たちではないかと思うほどだ。

 しかし、日本人の横綱はもう出ないのだろうか。私が最も期待しているのはこの力士だ。このひたむきな精神こそ、今の日本に一番欠けているものである。