じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[写真] 昨秋に、いきつけの花屋の処分品でバナナの苗を買った。しばらくはすくすくと育ったが、室内に取り込むのが遅れて御覧のような状態。このまま枯れてしまうのか、復活できるのか微妙。


1月18日(土)

【ちょっと思ったこと】

消費期限のあるバナナ/サツマイモは絶滅しないのか?
[写真]
Yahooニュース(ロイター)などを通じて、バナナが10年以内に絶滅するかもしれないということが話題になっている。といっても、元記事をよく読むと、正しくは「科学的な力を借りなければ今後10年以内に絶滅する可能性がある」という趣旨であり、またその根拠としては
  • 栽培されているバナナは、繁殖能力も種子も持たない。
  • 現在バナナ農園に蔓延している病気や害虫を克服するための遺伝的な多様性が欠如してお
ということによるらしい。

 ところで、我が家では、これに加えてバナナの危機がさらに2つもある。1つは一番上の写真にもあるように、観葉植物として育てているバナナの苗が瀕死の状態にあること。これは、単に防寒対策を怠ったためである。

 もうひとつ、どうでもよいような些細な矛盾を見つけ出すことでは父親にひけをとらない息子が、スーパーで買ってきたバナナが「消費期限」を過ぎていることを発見した。なっなんとこのバナナは、1月11日に「加工」され、当日のうちに「消費」しなければならないことになっているのだ。

 魚や肉や総菜ならばともかく、果物がまだ食べられる状態にあるかどうかは見た目やニオイで十分に判断できる。じっさいこのバナナは19日朝になってもそれほど傷んでいない。食べると何か問題が起こるのか疑問である。

 元の話題に戻るが、実生(=種から育てる)の大切さはしばしば言われている。アネモネやシクラメンなどは球根で育てるが、数年に一度は実生で更新しないとうまく花が咲かない。長ネギなども根っこの部分を埋めて株分けで増やすこともできるが、数年も経つと生育が衰えてくるようだ。やはり種から苗を育てる必要がある。先日山歩きを楽しんだタスマニアの原生林には、クローン再生だけで細々と生きている樹木もあると聞いたが、これなどは例外だろう。

 私がよく分からないのはサツマイモの繁殖である。どの農家でも、春先に蔓を買ってきて挿し芽で育てる。芋は太るが、晩秋に霜があたって枯れるまで、決して花を咲かせることがない。その割に病害虫や連作に強いのはどういうことなんだろう。どこかで実生の更新をしているに違いないのだが...。





大相撲が面白い

 18日夕刻は久しぶりに大相撲後半戦をTV観戦した。今場所も例によって怪我による休場が多く、横綱・武蔵丸は全休、横綱・貴乃花は4勝2敗1休で日本経済再生の苦悩を象徴するかのような相撲を続けている。5大関も、破竹の7連勝中の朝青龍を例外として、武双山は3勝4敗と覇気が無く、栃東は5連敗のあと休場、先場所に怪我をした千代大海と魁皇は全休を続けている。

 今場所の一番の焦点は、朝青龍の横綱昇進、それと、日本経済再生の期待を一身に背負った貴乃花の踏ん張りであろうが、1/18までの時点で、6勝1敗、あるいは5勝2敗の力士の中には個性的な力士も多く後半戦が大いに期待される。その筆頭は何と言っても、みなぎる気合いとゼンマイ仕掛けのロボットのような仕草で場内を沸かせる高見盛(6勝1敗)だろう。朝青龍には負けたものの大関クラスの実力をもつ出島(6勝1敗)や土佐海(5勝2敗)にはまだ優勝のチャンスがある。琴龍(6勝1敗)や韓国出身の春日王(5勝2敗)、さらには十両筆頭の朝赤龍(5勝2敗)にも期待がもてる。怪我の防止策など抜本的な改善が求められる大相撲ではあるが、今場所に限っては、なかなか面白くなりそうな後半戦である。