じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 京都・大徳寺・高桐院の庭。モミジの絨毯を期待していたが、すでに落ち葉が色あせてしまい、時機を逸してしまった。右の写真は1979年12月上旬に撮影した最高(←じぶん比)の写真。やや角度が異なっているものの、23年前に写っていた木々をいくつか同定することができる。





12月1日(日)

【ちょっと思ったこと】

とつぜん京都に行ってみたりして

 12月1日は大阪・桜宮で日本ダイバージョナルセラピー協会の設立記念セミナーがあった(この参加報告は明日以降の日記で連載予定)。開会は14時からであったが、前日夜になってふと、この時期だったら高桐院の紅葉がきれいなのではないかと思いたち、8時前の新幹線で、京都に向かった。

 節約のため、新大阪から新快速を利用して京都駅へ。地下鉄・北大路駅からバスを乗り継いで大徳寺に向かう。学部・大学院生の頃に紫明通り南側に12年以上下宿していたことがあり、このあたりは私にとっては非常に懐かしい場所であった。もっとも四半世紀経てば景色は変わって当たり前。下宿の娘さんが通っていた復活幼稚園(北大路堀川角)以外には、昔の記憶を思い出させるものは見あたらなかった。

 上の写真(左)にもある通り、大徳寺・高桐院の紅葉はすでに時機が過ぎており、落葉したモミジが茶褐色に色あせていた。もっとも、この高桐院に拝観者をうならせるような最高の景色が現れるのはひょっとしたら数十年に一度かもしれない。その年の気温の変化もあるし、光の加減がある。大徳寺の近くで家庭教師をしていたこともあって、この高桐院は何度も訪れたことがあるが、1979年(写真右)を上回る光景を目にしたことは二度となかった。

 高桐院を訪れたあとは、前田利家ゆかりの芳春院へ。今回は特別公開ということだったが、私が学部生の頃は常時拝観ができた。もっとも庭はすっかり改装されてしまっている。また、なぜか撮影禁止になっていた。

 大徳寺ではもう1つ、瑞峯院にも寄ってみた。作庭の歴史は新しいが、京都の石庭の中では私がいちばん気に入っているところだ。なお、拝観は謝絶していたが、通りすがりにのぞいた黄梅院のモミジはなかなか見応えがあった。

 大徳寺からはバスで下鴨神社前に。この神社の境内(糺の森)は、大学まで毎日通った道であり単に懐かしさを求めるだけが目的であったが、行ってみたら予想外に紅葉が美しくビックリした。出町柳駅近くには、昔ながらの「aa」の看板があった。

 出町柳からは京阪特急で京橋へ。私が学生の頃、京阪電車は三条京阪が始発駅であり、ここから乗るのは初めてであった。車内が空いていたので、2階席から景色を楽しむことができた。




岡山〜京都は新大阪乗り換えに限る

 岡山から京都に向かう時は、よほど急がない限りは、新大阪〜京都間は新快速に乗り換えることにしている。岡山〜新大阪の特急料金(ひかり自由席)が2410円であるのに対して、岡山〜京都は3250円にアップしてしまう。また、運賃は、岡山〜新大阪が2940円に対して、岡山〜京都は3570円に跳ね上がる。ところが岡山〜新大阪までの切符で京都まで乗り越しすると、プラス540円、合計3480円で済む。さらに、新大阪止まりのレールスターを利用した場合、次のひかりを待つよりも新快速にすぐに乗るほうが早く着く場合さえあるのだ(今回は、新快速のほうが4分ほど遅く着くだけ)。

 今回は時間の関係で購入できなかったが、回数券バラ売りを利用すればもっと安くなるはずだ。ちなみに、京都から岡山に向かう時は、新大阪までの切符で乗り越しをしても安くはならない。乗り越し運賃が、始発駅から最終地までの運賃との差額として徴収されるためである。新大阪でいったん改札を出て切符を買い直す必要がある。




きょうは一直線

 12/2の早朝もきれいに晴れ上がった。12/2には、東から、月(地球照で丸く見えた)、金星、火星、スピカが、わずかに弧を描きながらほぼ一直線に並んでいた。火星〜月、火星〜スピカの長さはほぼ同じ。金星〜火星の長さはそれらの1/4ほどであり、月の直径の2〜3倍程度まで接近していた。