じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 広島大学近くの鏡山公園で見た10月桜。





11月20日(水)

【ちょっと思ったこと】

天才柳沢教授のウソ

 14時半から始まった会議が21時まで続き、非常にくたびれて帰宅したところ(注:わずか5分で帰宅できるところがスゴイ)、“天才柳沢教授の生活「嘘つき学生の純情と年上の女」”という番組をやっていた。評判は聞いていたが、実際に視るのは今回が初めてであった。夕食を食べながら一部を視た感想。
  • 大学の外観は何となく立教大に似ていた。
  • 国立大の教授室はあんなに立派ではない。6×3m(18平米)が標準ではないかと思う。
  • 少なくとも国立大では、あんなクラシックな木調家具を置くことはできない。備品管理の問題があるので、テーブルも本棚もたいがいはスチール製。
  • いまの時代、パソコンを置かない教授は珍しい。
  • アメリカーナみたいな百科事典が置いてあったが、ああいう事典で資料を調べるのは高校生ぐらいのもの。
  • あの教授は研究室でも自宅ても背広ネクタイをしていたようだが、うちの学部で毎日ちゃんと背広ネクタイをしているのは、学部長ぐらいではなかろうか。私などは、授業も会議も無い時は、トレーナーに作業ズボン、サンダル履きという格好をしているぞ←これはちょっと特殊か。
  • 学生に向かって、あんな、丁寧な言葉遣いはしない。
  • 学生のサークル室のような場所があったが、あんなに整頓された部室はあるまい
ま、ああいう部屋で仕事ができるのは、戦前の帝国大学教授ぐらいのもんじゃなかろうか。




手を使わない職業だと思ったが...

 最近指先(手のひら側)がガサガサでひび割れしてきたので、皮膚科で診てもらった。医師に「よく手を使いますか?」と訊かれたので、

いや、仕事上、手で作業することは殆どありません。趣味で農作業をするぐらいでしょうか。

と答えたところ、クビをかしげながら、ハンドクリームと軟膏を処方してくれた。

 研究室に戻って、ハッと気づく。手で作業することは殆どないなんていうもんじゃない、じつは一日中、キーボードを叩いていたのであった。よく見ると、指先のキーの当たる部分だけがひび割れしている。こりゃ職業病じゃないかと思ったが、もう一度来院するわけにもいかない。ま、それだけ、指を動かしているという自覚なしにキーを叩いているということか。



犯罪検挙率戦後最低19.8%ではあるが

 2002年版の「犯罪白書」が19日の閣議で了承されたという。11/20朝日新聞記事によれば、
  • 交通関係を除いた一般刑法犯の2001年の検挙率は19.8%と、戦後初めて2割を下回った。
  • 同年の刑法犯の数は前年より10%多い358万件で、うち一般刑法犯は273万件でともに過去最悪を6年連続で更新した。
  • 先進5カ国の一般刑法犯の検挙率を20OO年の統計で比べると、ドイツ53.2%、フランス26.7%、英国24.4%、日本は23.6%、米国は20.5%。
これだけの数値だけでは、先進5カ国の中でも日本は治安の悪い国のように見えてしまう。また実際、強盗、傷害、暴行、脅迫、恐喝、強姦、強制わいせつ、住居侵入、器物損壊の9罪種はこの5年間で2・6倍に急増したというから、悪化傾向にあることは間違いない。

 しかし、犯罪件数を比較すると、米国1160万件、ドイツ626万件、英国517万件、フランス377万件に対して、日本は244万件と最少になっている。人口比も勘案するとその差はさらに歴然としてくる。日本は5カ国の中では相変わらず最も治安がよい国と言ってよいのではなかろうか。このほか、「殺人や放火は横ばいか微減傾向」となっていて悪化してない点も安心できる。