じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 大学構内の片隅にあるキンモクセイの林が、いっぱい花をつけた。今年は特に多いように思う。



10月6日（日）
【ちょっと思ったこと】

「鉄腕！DASH！」井戸掘りの疑問

　昨日に引き続き夕食時のTV番組ネタ。今回視たのは「ザ！鉄腕！DASH!! 童心躍動スペシャル秋」という番組。私が視た時には、何やら山奥の村で井戸掘りにチャレンジしていた。映像を見る限りは、まずは土、そして比較的もろい砂岩層を掘り続けていた。すると突然、平たい御影石に突き当たる。そこで金属のノミを打ち付けて割れ目を作り、やっとのことでかけらを取り除く。するとまた砂岩層。ちょっと掘ったら「生命の水」が掘り当てられたという筋書きだった。

　私が疑問に思ったのは、なぜ、砂岩層のあいだに平たい御影石（＝花崗岩）が埋まっていたかということだ。あのような形で地層の中に、平べったい、手頃な厚さの花崗岩の自然石が埋まっているとはどうしても考えられない。自然石でないとすると昔の人が埋めた石版、あるいは何らかの遺跡ということになるんだろうが、ならばあんな簡単に砕いてエエわけがない。

　けっきょくのところ、あの種の番組というのは、ある程度のヤラセを承知で、出演者の本物っぽい演技に感動することができるかどうかで楽しみ方が変わってくるんやろな。



あまりにも無防備、無警戒だと思うのは私だけだろうか

　新聞の折り込みチラシの中に、アルバイト・パートの人材登録バンクのような広告があった。住所氏名、生年月日、携帯を含む電話番号、自分の特技や希望する職種などを書き込んで葉書に貼って投函しておけば、適合する求人があった時に電話してくれるというサービスである。

　しかし、少し冷静に考えてみると、これって、悪用されたら大変なことになりはしないだろうか。まず直筆であれば署名が盗まれるおそれがある。不必要に生年月日を知らせることで、消費者金融、カード詐欺、住民票不正取得などに悪用されるかもしれない。携帯だってそうだ。悪徳商法やカルト宗教の勧誘に使われるおそれだってある。

　もちろんチラシにはプライバシーを守りますといった断り書きはあるが、そのチラシ自体が本物であるという証拠はどこにもないのだ。ま、99%の業者は良心的なんだろうが、こういうシステムっていうのは、例え1000人に1人でも悪意を持った者が紛れ込んでいれば、とんでもない大被害に巻き込まれるおそれだってあるのだ。

　このほか、少し昔の話になるが、申し込んだメルマガが頻繁に送りつけられてきたことがあった。そのメルマガの本文下部に解除手続のページが紹介されていたのでアクセスしてみると、メイルアドレスのほか、氏名、生年月日、住所等を入力するフォームになっていた。これも妙な話で、解除手続だけを目的にするなら、メイルアドレスのみで十分なはず。どさくさに紛れて個人情報を入手しようという意図が見え見えである。

　大学構内でカルト宗教団体が勧誘目的にやっているアンケートなんかもそうだが、あまりにも安易に、住所・氏名や電話を教えすぎる。もっと自分の身は自分で守らねば.....。