じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 【8月7日 炉霍〜徳格】甘孜(力ンゼ)ゴンパの屋上にあった見事な立体マンダラ。





9月25日(水)

【ちょっと思ったこと】

妻が巨人優勝を喜ぶ理由

 セリーグとパリーグの違いも知らないほど野球に無関心な妻であるが、巨人の胴上げシーンを見て「これで終わったのね」とひどく喜んでいた。イトーヨーカドーの祝賀セールのためかと思ったが、理由は単純明快、

プロ野球中継が終わって、好きな番組がやっと視られるようになる

ということだったのである。そういえば、シーズン中は、英語副音声のNHKニュースとか「クローズアップ現代」、「クイズ日本人の質問」など、私ごのみの番組を結構視ることができた。野球中継が終わると、妻や娘にチャンネル権を奪われる日が多くなりそう。私の嫌いなさんまの番組を視させられるのはかないませんなあ。




日出5時55分、日入5時55分が体験できる場所と言えば...

 昼と夜の長さが同じになる日は、春分や秋分の日とは一致しない。いちばんの理由は、日の出や日の入りを「太陽の上端が地平線に一致した瞬間」と定義し、その間の時間を昼間として定義しているためである。それゆえ、春分や秋分の日の昼間の長さは、太陽の中心が地平線を越えてから12時間後に沈むまでの時間と、日の出から太陽の中心が地平線に達するまでの長さ、さらに太陽の中心が地平線に達してから上端が地平線に沈むまでの時間を足し合わせたものなので、その分だけ昼のほうが長くなってしまうわけだ。

 そのことを加味すると、今年の場合、昼と夜の長さが同じになるのは3月17日と9月27日あたりになる。新聞の岡山版でそのことを確認したところ、岡山では非常に面白い現象が起こることが分かった。それは

9月27日の日の出は午前5時55分、日の入りは午後5時55分

となっていたのである。なお、各地の日の出、日の入りの時刻は東にいくほど早くなり、東京では確か5時32分前後となるはずだ。また、岡山よりちょっと西に、日の出と日の入りが6時ジャストになる地域が存在するはずである。それと緯度によって、昼と夜の長さが同じになる日が1日程度ずれる場合がある。

 99年2月3日の日記に書いたように、岡山では朝7時0分きっかりに日の出を迎える年がある(太陽の黄経が315度になる瞬間がその日の何時頃であるのかによって1日ずれる年のある)。キリのいい町と言えるかもしれない。

9/26追記]
日の出、日の入りの時刻は、春と秋でズレが生じる。こちらにあるように、春分の日の前後で、昼と夜の長さが等しくなるのは今年の場合3月17日。その際の岡山の日の出、日の入りの時刻は5時55分ではなくて 6時13分になっている。

冬至や夏至の前後の日の出、日の入りの時刻についても同じようにズレがあり、例えば、冬至の日の日の出がいちばん遅いわけではないし、いちばん早く日が沈むわけでもない。



周遊きっぷのリストラ

 9/26の朝日新聞によれば、JR6社は、全国67の主要観光地に設定している「周遊きっぷ」の内容を大幅に見直し、9月いっぱいで不振の29ゾーンを廃止しすることになったという。

 私が学生、大学院生の頃は、旅行と言えば「ワイド周遊券」、「ミニ周遊券」。このほか、帰省をかねて、手作りの周遊券で運賃の節約をはかったこともあった。なかには、往復運賃より安くなる周遊券まであった。

 しかし、最近ではもっぱら上京時は航空機利用、家族旅行はもっぱら自家用車利用となったために、一度も利用することが無くなった。記事によれば、全国で一日1、2枚しか売れない不人気の地域まであり、JR西日本における利用も98年の約8万枚から昨年は5万枚に減少したということで、利用しなくなったのは私ばかりではなさそうだ。

 JR各社では、一部ゾーンについては区域や価格を変更して、てこ入れをはかるというというが、大幅な挽回は見込めるだろうか。そもそも、いまの時代、重い旅行鞄をかかえながら鉄道とバスを乗り継いで国内観光地をまわる人たちはそれほど多くはいない。高速道路が整備されたこともあって、あちこちめぐるなら、自家用車か観光バス、あるいはのんびりと滞在型の休暇を楽しむ人が増えたはずである。JR線乗り降り自由のメリットが活かせるのは、北海道と九州ぐらいのものではなかろうか