じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] オクラの花。今年はたくさん育てている。サヤが堅くなる前に収穫して生のまま刻み、鰹節をかけて食べると美味しいのだが、妻も子どももなかなか食べてくれない。栄養豊富間違いなしなんだが。「あるある大事典」で「オクラは健康にいい」とひとこと言ってくれると食べ方も変わってくるんだろうが。





9月13日(金)

【ちょっと思ったこと】

鬼のパンツと桃太郎の家来の由来

 13日は朝から「桃太郎フォーラムV」という教育開発センター主催のFD研修会があった。研修会の名称に「桃太郎」が入るのはいかにも岡山らしいところだが、そもそもは、第一回目の研修会が「桃太郎荘」という国民宿舎で開催されたことに由来していると聞いている。

 研修会の懇親会が終わって家に戻ったところ、ちょうど「クイズ!!赤恥青恥」で、「鬼はなぜ虎の皮のパンツをはいているか?」というクイズをやっていた。正解は「鬼門がうしとらの方角にあるから」。念のため「鬼のパンツ 虎」というキーワードで検索してみたところこちらにそれらしき解説があった。それによれば、「昔,日本の家屋は北東の方角に桃の木を植えるという風習があった」と引用されていた。そればかりか、三匹の家来が猿・雉・犬であるのも、丑寅の反対側の「申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)」に由来しているという。いかにも本当らしき解釈である。

 もっとも、桃太郎の家来は、いずれも道中で出合ったありふれた小動物たちばかりである。十二支の動物といっても、家来が龍では現実味が薄れるし鬼より強そうだ。蛇がニョロニョロついてくるのでは気味が悪いし、イノシシでは猪八戒のような格好になってしまう。方角がどうあれ、家来として最適な3匹は、サル、トリ、イヌしか浮かばないようにも思える。

 余談だが、古今東西の物語で、3匹(あるいは3人)の家来や仲間が出てくる話は多い。西遊記で、孫悟空、猪八戒、沙悟浄という取り合わせになったことについては何らかの説があったはずだ。私がよく分からないのは、オズの魔法使いだ。かかしとライオンはともかく、ブリキの樵などという架空の人物が出てくるのはなぜだろうか。涙を流すとすぐさび付いてしまうという特徴を出すために考案されたのかもしれないが、まことに奇妙なキャラクターだ。




南アルプス市

 各種報道によれば、山梨県の白根町など6町村が、来年4月1日に合併して作る新しい市の名前を「南アルプス市」にすることに決めたという。カタカナの都市名は、かつては沖縄県コザ市があったがその後改称。誕生すれば全国唯一になるらしい。

 多少気になるのは、長野県や静岡県の自治体から異論が出ないのかということ。南アルプス最高峰の北岳を含む地域とはいえ、赤石山脈の大部分は長野・静岡県境に位置している。それと、このように文字数が多いと「南ア市」と略記される可能性が高いことだ。南アフリカ共和国が連想されることはないだろうか。

 もう1つ、もしこの新名称が観光客の呼び込みにプラスになったとすると、いずれ、「北アルプス市」や「中央アルプス市」への改称をめぐって複数の自治体が獲得合戦を繰り広げる恐れもあるかも。




ジーラ博士の死

 9/13の新聞によれば、米女優のキム・ハンターさんが11日、ニューヨークの自宅で心臓発作のため死去。79歳であったという。キムさんは1951年にアカデミー助演女優賞を受賞したというが、その映画は観ていない。私が知っている唯一の映画は、何と言っても「猿の惑星」でのジーラ博士役である。もっともあの映画ではチンパンジーの格好で出演されていたため、素顔が紹介されても実感が無い。故人には失礼かもしれないが、祭壇にはチンパンジーのお姿の写真も飾ってもらいたいところだ。

 それにしても、あの「猿の惑星」の第一作のラストシーンは衝撃的であった。主役のテーラーと女性は馬に乗って旅に出る。それを見送るジーラ博士たち。そしてテーラーが目にした巨大な残骸は......。

 同時多発テロから一周年。同じニューヨークという場所でジーラ博士が亡くなられたとは、なんという符合であろうか。