じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
ベランダから眺める夕焼け。岡山は今日も35度の猛暑となったが、前景にちょうどヤシの鉢があり、この暑さにピッタリの南洋風景色になっている。 |
【ちょっと思ったこと】
あと一週間で高所生活 前期授業のまとめや全学の会議でバタバタしていたが、夏休み前の公的な用務は30日が最後となる。これから先どんなに暑い夏が続こうと、来週の土曜日以降は、私は日本には居ないのであった。 3年前のイラン・皆既日食見物をきっかけに、年に一度の楽しみとして海外に出かけるようになったが、今年は、もっぱら高所狙い、青蔵高原の東部を旅行することになった。 このWeb日記を時々読んでおられる方はご存じだと思うが、今年の夏は当初は、青蔵高原縦断旅行(西寧〜青海湖〜ラサ)を計画していた。ところが、申込金まで払い込んで楽しみに待っていたのに人が集まらず催行中止、かといってあのコースを個人旅行するほどの気力もなく、第二、第三と希望を変えていくうちに結果的に、成都〜玉樹〜黄河源流域(マトウ)〜西寧という、四輪駆動車による「大走破」ツアーに参加することになってしまった。 青蔵高原縦断に比べると高度はいまいちだが、それでも、雀兒山峠(4910m)、バヤンカラ峠(4832m)、アンバラ峠(4600m)など、4500m以上の峠をいくつか越える。宿泊地の最高所はマトウ(16年前にNHK「大黄河」で紹介された町)で4200mとなっているから、それなりの眺めが楽しめるものと思う。 高所ツアーを優先するのは、何と言っても健康・体力上の理由による。今回のようなツアーでは、事前に健康診断を受けゴーサインが出ないと参加を断られてしまう。私個人は今のところ太りすぎ関連(コレステロール値、脂肪肝気味、体重)以外に要注意項目が無いのでどこでも行かせてもらえるが、いったん異常が出てしまうとたぶん一生モノになってしまう。行けるうちに行っておこうという気持ちが強い。 そういう個人的な事情は別として、高所にはもちろん、平地には無い大自然の魅力というものがある。これは、写真集や取材番組の映像では到底味わえないものだ。じかに肌に触れ、そこの空気を吸い込み、五感の全体で受けとめないと感動はなかなか得られるものではない。 旅行を目的として働く人(職種を選ばずにアルバイトして旅行資金を得る人)、旅行そのものを仕事にする人(文筆業、旅行会社添乗員など)、あるいは、苛酷な仕事の骨休めの手段として旅行する人などいろいろなタイプがあるだろうが、そのうちのどれですか?と言われるとちょっと困ってしまう。私の場合は
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