じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] ピンクの花。名前は不明。お教えいただければ幸いです。





6月15日(土)

【ちょっと思ったこと】

「健康」と「病気」のあいだ

 6/15の朝日新聞・医療欄に「すぐに薬を飲まない」という記事があった。それによれば、
  • 健診や人間ドックで異常といわれた人の9割は治療の必要がない
  • コレステロールの現在の基準値220は97年、あまり根拠もなく決められた。
  • 日本人5万人の疫学調査に基づき、昨年6月の日本動脈硬化学会で240に緩める新基準値案が発表されたが、学会の理事会でいろいろ反対が出て、1年間もたなざらしになっている。
という。なんでも、基準値220を240に変えると異常と言われていた2300万人が1000万人に半減するというから、モノスゴイ変化である。

 この記事に目がとまったのは、私自身のコレステロール値がちょうど、230〜250のあたりを行ったり来たりしているからである。職員の定期健診では、毎年この項目が異常としてカウントされ、呼び出しをくうことが多い。270を越えるならともかく、この程度で気にするのはどんなもんだろうか。




人が集まらない「辺境」ツアー/ブルーポピー
[今日の写真]
 3年前から、夏休みに1回ずつ、観光目的の海外旅行に出かけるようになった。3年前がイランの皆既日食見物、2年前がカラコルムハイウェイ(パキスタン〜中国)、昨年がオーロラ見物(カナダ・イエローナイフ)であった。今年は、2年前に参加者不足で催行中止となった「青海湖〜青蔵高原〜ラサ」旅行をぜひとも実現させようと某社のツアーに申し込んでみたのだが、なかなか人が集まらない。毎日、その旅行社の催行情報(←たいへん良心的な会社で、主催旅行の催行情報をネット上で公開している)をチェックしているのだが、未だに「残席僅か」の表示が出ない。出発まで1カ月半となり、かなりヤバくなってきた。

 以前にもこの日記に書いたことがあるが、辺境あるいは登山ツアーというのは、思ったほど人が集まらないところがある。
  • 若い時は金が無い。
  • 結婚すると、今度は「そんな危ない所には行かないで、残された家族はどうするの」と引き留められる。
  • 子どもが大きくなって、もはや存在価値が低くなり、「保険さえかけてくれるなら、どこでも好きなところに行ってらっしゃい」と言われるようになる頃には、もう体がボロボロになっていて高所には適さなくなる。

[今日の写真]
  今回申し込んだツアーなども、バス旅行とは言え、5000m級の峠を何度か越えるのだからそう楽ではあるまい。定年退職してからのんびりと参加というわけにはいかないのである。

 催行中止になった時のことを考えて、山登りやネイチャーリング専門の旅行会社にいくつか問い合わせてみた。

 私が2番目に行きたいと思ったのは、黄河源流域のフラワー・トレッキング。7月中のツアーは催行決定ということだったが、授業や会議を休んでまで参加するわけにはいかない。残念ながら8月予定のツアーは中止の可能性が高いということだった。

 3番目に行きたいのは、モンゴル最西部(ロシア・中国との国境近く)のタボン・ボグドー山群のトレッキングである。標高は3500mと上記2コースほど高くはないが、高緯度のため立派な氷河が見られるとのことだ。とりあえず、他社が催行中止になった時には参加すると断った上で仮予約しておいた。

 4番目に行きたいのは、チリとアルゼンチンの国境付近の3000〜4500m程度の乾燥地帯である。しかし、こちらも催行の可能性は殆ど無さそう。

 5番目は、四川省の青蔵高原のフラワートレッキング、6番目は、同じく四川省の大姑娘山(5000mちょっと)登頂ツアーといったところか。

 どなたか、ご一緒しませんか?

※写真右上は、20年ほど前に行ったインドヒマラヤ(いま、パキスタンと緊張状態にある地域)で見たブルーポピー。左中上は、同じく、インドヒマラヤのシンゴラ峠(写真右奥の雪山)北側の風景。