じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 5/28に引き続いて、今度はサボテンの黄色い花が咲いた。10年ほど前、妻の実家の縁側にあった株を貰ってきたものだが、こんな大きな花が咲いたのは初めてのことだ。昨年から、ベランダの鳩よけにサボテンの鉢を並べて置いたため、結果的によく陽に当てたことになり花が咲き出したのではないかと思う。





5月31日(金)

【ちょっと思ったこと】

カスタネットの色はなぜ赤と青か?

 夕食時に視た「クイズ!!赤恥青恥」によれば、小学校で使うカスタネットの色が半分赤、半分青になっているのは、男女兼用にするための配慮だとか。もともとは、「青=男子児童用」、「赤=女子児童用」と区別されていたものの、男女の数が違ってうまく配分できないことから、1954年になって、男女兼用に統一されたという。

 そういえば、子供の頃は、ランドセル、靴、服などを含めて、赤あるいは暖色系は女子、青や黒は男子という区別にけっこうこだわる傾向があった。カスタネットなどはまさにその象徴か。ジェンダーについての理解が進んだいま、そんな色にこだわらなくてもよいと思う。

 余談だがこの番組タイトルの「赤恥青恥」も男女兼用? 「赤恥」はちゃんとした日本語の意味(岩波国語辞典によれば、赤恥:全くの恥。 ▽「恥」を強めて言う語)があるが、「青恥」って何だっけ?
【思ったこと】
_20531(金)[一般]不法家庭菜園の撤去

 各種報道によれば、江戸川区の河川敷に10年ほど前から造られていた不法菜園が東京都の手でとうとう強制撤去されることになった。今回は、事前の警告に引き続いて、物置小屋、撒水用の風呂桶、囲い等を粗大ゴミと併せて回収。その量は4tトラック36台分、400万円の経費がかかったという。植えられていた野菜類は、収穫に配慮して7月中旬まで黙認されるらしい。

 今回の強制撤去の主たる理由は、作業用の小屋を建てるなどの度を過ぎた私物化と、河川が増水した時の防災上の妨げになることにあると思われるが、そういう場所で野菜作りを生きがいとしていたお年寄りが多数おられたという点も事実として受け止めておく必要があるだろう。あのような場所で野菜を作っても儲かるはずはない。園芸療法関連の研究会でもしばしば指摘されているように、育てるということはそれ自体大きな生きがいをもたらすのである。

 そういえば、大学構内の塀沿いの空き地でも、近所の人が勝手に野菜を作っていた。当初は残土置き場の裏側でほとんど目にふれることが無かったのだが、今年の春に駐車場が新設されてから目立つようになり、とうとう撤去命令が下された。跡地にはふたたび雑草が生えだしている。

 ちなみに私自身は、アパートの近くの畑を有料で借りており、ちょうどタマネギやジャガイモの収穫の時期を迎えている。花を育てるのも楽しいが、野菜作りにはそれとは違った達成感がある。こういう菜園は日々、育ち具合を眺めたりその日の食卓にのせる収穫ができるから楽しめるのであって、休日に車で30分かけて通うような日曜菜園では楽しみが半減してしまう。また、日々のクズ野菜を有機肥料がわりに埋めているのでゴミの排出量削減にも貢献している。

 「収穫する=金儲けのための土地利用」という固定観念を捨て、大都市の住宅地にも一定の比率で市民菜園を確保することは、高齢者の生きがいの場として、生ゴミのリサイクルの一環として、大いに意義があると思う。それさえ十分に提供されていれば、河川敷の不法菜園などは自然に消滅するはずである。