じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] ストレプト・カーパス。夏は風通しのよい日陰、冬は日当たりのよいベランダの隅で霜が当たらないようにして育てたところ、今年もまた花をつけた。





5月27日(月)

【ちょっと思ったこと】

恵みの雨か、迷惑な雨か

 昼頃アパートで昼食をとっていたら、突然カエルが鳴き出し、雨が降ってきた。その後、南西の空には稲妻も見えた。予報では「上空に寒気が入っているため午後には雷雨」となっていたのだが、朝あまりにもよく晴れたせいだろうか、私の所と隣のアパートでそれぞれ3軒ずつ、布団を干しっぱなしにしていたため、びしょぬれになった模様。帰宅してさぞ落胆されたことだろう。

 もっとも、5/20以降わずか1mmしか雨が降らず、しおれかけの苗も出ていた花壇にとってはまさに恵みの雨。5/20の日記に書いたように、岡山では連休後半からの17日間には13日も雨が降った。しかし、合計の降水量は月間平均137.9mmにはまだ15mmほど足りない。やっと帳じり合わせといったところか。




北西の金星・木星と、南東の月で黄道のズレを実感する

 5/27夜よく晴れ上がり、北西の空には金星と木星が「これぞ太陽系」と言わんばかりに明るく輝いていた。ほどなく南東の空には満月をちょっと過ぎたばかりの赤い月が姿を見せる。あまりにも低く、散歩をしていてもその位置を見失うほどであった。

 夏至に近い今の時期、日が沈む場所は大きく北に片寄る。日の入り直後に西の空に見える惑星も同様だ。いっぽう、太陽から180度離れた東の空は、冬至の日の出の位置に黄道が片寄っている。満月の頃はちょうどその方向から月が出てくるため、天の赤道に対して黄道が大きく交差している様子が実感できる。



坊屋三郎さん

 俳優の坊屋三郎(ぼうや・さぶろう)さんが25日、心不全のため92歳で亡くなった。坊屋さんといっても「あきれたぼういず」として活躍されていたのは私が生まれる前のことだ。その名が突如復活したのは1974年、テレビ受信機のCM「クイントリックス」であった。このCMは、当初は、坊屋さんの下手な発音を外人が直すという場面であったと記憶している。ネイティブ英語崇拝の自虐的な内容だと腹を立てていたところ、今度は、立場を逆転させて、ネイティブの発音をカタカナ発音に直させるという内容に切り替わり、これが大きくヒットした。

 あれから25年以上が過ぎ、今ではどこのメーカーのCMであったのかさえ忘れてしまった。あの頃は、テレビ受信機、エアコン、洗濯機などに愛称をつけて宣伝するスタイルが流行っていたように思う。横文字ばかりでなく、漢字の商品名も登場した。今でもノートパソコンのように愛称を一面に出して売り出される商品はあるが、どちらかと言えば、メーカー名と新機能が主体、商品の区別は型番だけになってしまったような印象がある。機能が多様化し、ひとくくりの愛称ではアピールできなくなったためだろうか。とはいえ、家電リサイクル法が施行され、サスティナブル(sustainable)概念が重視されるなか、壊れたらすぐ買い換えるのではなく1つの製品を修理しながら末永く使うライフスタイルが定着しつつあるように思われる。商品名先行型の家電CMがふたたび話題を集めるようになるかも。




中華航空機事故、もっと注目すべき

 台北発香港行きのジャンボ機(ボーイング747-200型)が25日午後、台湾海峡の海上に墜落した事故は、発生直後に大きく取り上げられただけで、3日たった28日には、殆ど話題にのぼらなくなってしまった。28日の朝日新聞では「収容計82遺体に」という本文18行ほどの小さな記事が載せられているだけ、事故原因については何も言及されていない。

 日本人乗客が居なかったということもあるのかもしれないが、この事故がジャンボ機の金属疲労や構造的欠陥によるものであるとしたら緊急な対策が必要。テロや誤射の恐れだってあるという。日本の航空会社が使用している機種に限っては、たぶん心配いらないのだろう。しかし、海外旅行中にはけっこう古い機種に乗ることだってある。ワールドカップへの配慮なのか、台湾に関する特殊要因ののせいなのか分からないが、もっと大きく取り上げるべきではないかなあ。