じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
黄色のオダマキ。オダマキは正面より横や後ろ側から眺めたほうが趣がある。種を蒔いた年は花が咲かないので気の長い世話が必要。その代わり安定した株として根を下ろせば何年でも楽しめる。 |
【ちょっと思ったこと】
大サイズのウィルス付きメイルで、音信不通状態に これまで、旅行中の連絡はもっぱらジャストネットの私用アドレスを使うようにしていたが、今回は、大サイズのウィルス付きメイルが多数舞い込み、2MBしかないメイルボックスがパンク状態。かといって、妻の実家から電話回線で削除処理をするのはあまりにも時間をとりすぎる。大した日数でもないのでこのまま放置することにするが、このままではEメイルの実用価値が無くなってしまう。この種の妨害行為は、受信後に自動削除するようなウィルス防除ソフトでは役に立たない。こういう犯罪行為はプロバイダレベルで添付ファイルや大サイズのメイルを自動削除するようなオプションをつけてもらわない限りどうにもならない。以下、最近受信したウィルス付きメイル。題名の中には「Worm Klez.E immunity 」、「A IE 6.0 patch」、「Your password」など、相変わらず、受信者がだまされやすい語句を入れているものが散見される。[●は伏せ字]。
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【思ったこと】 _20503(金)[一般]憲法改正論議(後編) 昨日の日記の続き。今回は、自衛権以外の問題について考えてみたいと思う。昨日引用したアンケート結果では、改正賛成論の中身としては
このうち「環境権」については、誰がどのような経緯で言い出したのか、それを定めることで何が変わるのか、もっと議論が必要であるように思う。ひとくちに環境と言っても、自然との共生から教育環境、労働環境、福祉環境に至るまで多種多様な環境が含まれる。これらはいずれも基本的人権を守る前提として不可欠のものであって、個々の諸権利と並列的に掲げられるような項目ではない。すべての国民は健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有しているのだから、長期的視野でそれを守ろうとすれば環境問題は必然的に行政上の達成項目に挙げられてくるはずだ。じっさい、かつて環境庁が設置され、昨年、環境省に格上げされたのは、別に憲法が改正されたからではなかった。 次に、首相公選や国民投票、住民投票について。これらについては、まず、「国民の大多数は常に正しい判断を下せるか」から考えてみる必要があると思う。 「多数決」や「選挙」を前提とする方法は、歴史的には、貴族社会や専制独裁政治をなくす効果があることと、多様性の中での競争と協調に進歩を生み出すという力があるという発想のもとで取り入れられてきたはずだ。なぜなら、少数の特権階級だけが得をするような政治や国民に何かを強制するような政治は、国民からは決して支持されないからである。 しかしそのことと、「国民の大多数は常に正しい判断を下せるか」ということとは違う。国民が判断できるのは、いまの政治を満足と感じるかどうかだけである。細かく言えば、
多くのケースではそれは結果的に正しい判断となるが、その反面
衆参各院の見直しはぜひとも必要であると思う。一番の問題は、今の選挙制度、特に選挙区別に行う選挙では、国全体よりも地元の利益を優先するような働きかけをする政治家が議員になりやすいという点にある。本来、地元からの要望は都道府県知事会や市町村長会のようなところから集約すればよい。そういう地方の声を反映させる公的機関を作ることを前提に、衆院は政党本位の比例代表制、参院は党議拘束を禁止した個人選挙に一本化し、かつ小党乱立による不安定さを避けるために、首相(実質、大統領)の権限を強化した首相公選制(実質、大統領選)を実施するというのも一案ではないかと思う。もっとも、今述べた改革は、憲法を変えなくても実現できることではある。 |