じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 「土手のスカンポ、ジャワさらさ」で知られるスカンポ(スイバ)。穂の色や形の違うものがあるで変だと思っていたが、こちらのサイトで、雄株(おかぶ)と雌株(めかぶ)があることを初めて知った。その後、大学周辺を探してみたが、雄株(たぶん左の写真)は、雌株(たぶん右の写真)より遙かに株数が少ないように見えた。半々にはならないのだろうか。それとも目立たないだけか。





5月1日(水)

【ちょっと思ったこと】

がん予防14ヵ条

 夕食時にNHKためしてガッテン「特集!がん徹底予防術」の一部を視た。14ヵ条の大部分はよく言われている内容の復習的なものであったが、その中に

赤身の肉は1日80g以下

というのがありちょっと驚く。私自身の場合、悪玉コレステロールを増やさないために脂身の少ない赤身の肉を摂ることが多かったのだが、80gという基準制限量はちょっと厳しい。番組を途中から視たために詳しい理由は聞き逃したが、大腸癌の発生に影響があるらしい。ちなみに、大腸(結腸)癌の発生率は、上昇傾向にある日本と下降傾向にある米国の折れ線グラフがすでにクロスし、日本のほうが高い値を示しているという。ゼリーやジュースなどの加工品ばかりが好まれ、繊維質の多い生の果物を摂らないことも一因になっているのではないだろうか。

 このほか、日本国内のデータでは、肥満と癌の発生に相関があるのは、女性に限られている(=肥満女性は乳癌や子宮体癌にかかりやすい)そうだ。肥満気味の私としてはちょっと安心。

 それにしても、14ヵ条(ほかに番外として禁煙がある)を厳密に守るとかなり窮屈な生活を強いられるようにも思う。タバコのように周囲に迷惑を及ぼす行為は慎むべきだろうが、それ以外は、あまり気にせず、ストレスを避けて気楽に過ごしたほうが結果的に癌にかかりにくいようにも思える。ちなみに我が家では、私の存在すること自体が癌(←息子談)なのだそうだ。




comfortable silence

 夕食後久しぶりに夫婦で散歩。戻ってから再びテレビのスイッチをいれると、NHKスローライフ「人生を変える至福の散歩」という番組をやっていた。後半のごく一部しか視ていないのだが、のどかな英国の田園風景の中でゆっくりと散歩できる老後はなかなかよいものだと思う。

 そのイギリス人によれば、夫婦の心地よい散歩の秘訣は「comfortable silence」。散歩中、あまりしゃべらず、心が通い合う状態のことを意味するようだ。

 もっとも世の中には、にぎやかで仲の良い夫婦というのもいる。少し前に視たNHKスタジオパークでは、愛川欽也さんが「よくしゃべる夫婦」の意義を強調しておられた。相手が、うつみみどりさんとあらば、家の中でのおしゃべりの様子は大体想像がつく。もっとも愛川さんによれば、お互いにしゃべることすべてを頭に入れているわけではない。適当にフィルターをかけて聞く技術も必要なようだ。

 我々夫婦の場合は、散歩に出かけてしばらくは円満な会話が続くのだが、折り返し点から戻る頃にはたいがい論争になって相手の悪口を言い合いながら戻ってくることが多い。結婚して19年たってもcomfortable silenceの境地にはほど遠いようだ。